史上最高のDHと言われるマリナーズのレジェンド、エドガー・マルティネス。
成績だけなら主にレッドソックスで活躍したデビッド・オルティーズが上ですけど。
キャリアの多くをDHで過ごし活躍した初の選手がエドガーと言われています。
マリナーズのフランチャイズプレーヤーというのも好印象ですね!
エドガーは斜視でも知られ、目のトレーニングも欠かせなかったようです。
しかし、斜視で好打者って凄いな・・・。
逆方向に強打を打てる珍しい選手だったようですね。
日本では強打者でも流し打ちをしますが、MLBだと今でも引っ張り専門の選手は珍しくありません。
ですが、エドガーの活躍によりMLBでも流し打ちをする強打者が増え、日本のように厳しい内角攻めをする投手が増えたという説もあるようです。
#TBT One of my favorite memories, our first trip to Italy. The best retirement gift ever from my teammates! pic.twitter.com/9ivghF4CcM
— Edgar Martinez (@11EdgarMartinez) 2016年8月11日
こちらがご家族。
これは引退時のようですから、もうこの子たちも大きくなっているでしょうねー。
エドガー・マルティネスの打撃
87年にマリナーズでデビューしたエドガー。
こちらが89年に打ったMLB初ホームランです。
97年にはオールスターでグレッグ・マダックスからホームランを打っています。
00年に自己最多の37本塁打。
同年は145打点で打点王になっています。
首位打者も2度受賞していますね。
通算300号ホームラン。
こちらが04年の現役ラストホームラン。
通算では309本塁打を打っています。
こちらがラストヒット。
通算では2247安打を打っています。
これはイチロー選手が更新するまでマリナーズの球団記録でもありました。
エドガー・マルティネスの守備
DHのイメージが強いエドガーですが、元々はサードを守っていた選手です。
怪我の影響もありDHになっていますが、サードでも通算564試合に出場しています。(DHで1403試合)
こちらはトリプルプレーの起点となったエドガーです。
エドガー・マルティネスのザ・ダブル
エドガー・マルティネスと言えば、95年のディビジョンシリーズでの活躍が印象的です。
1勝2敗で迎えた第4戦ではチームを救う大活躍。
まずはスリーラン。
そして同点の場面でグランドスラムを打つ活躍で勝利に貢献。
続く第5戦ではマリナーズ史上最高の瞬間と言われるサヨナラ打を打っています!
「ザ・ダブル」と言われて、いまでも語り継がれる瞬間ですね。
ワールドシリーズを制したような喜びようですが、今後WSを制覇してもこの瞬間は超えないとも言われています。
当時のマリナーズは完全なお荷物球団でシアトルからの移転も話もあったようですね。
で、この年プレーオフに勝利、さらにケン・グリフィー・ジュニアの大ブレイクもあり移転の話はなくなったというわけです。
そして新球場で現在の本拠地セーフコ・フィールドも出来ましたしね。
翌96年のヤンキース戦でもエドガーの二塁打でジュニアが一塁から帰ってきました。
Throwback Thursday… What an honor to play with this KID…. #TBT pic.twitter.com/5kBgzZqBgH
— Edgar Martinez (@11EdgarMartinez) 2016年7月21日
ザ・ダブルではエドガーよりサヨナラのホームを踏んだジュニアの方がスポットライトを浴びています。
ジュニアが歓喜の輪に押しつぶされる瞬間が球団史上最高のハイライトってことですね。
それでもエドガーはジュニアと一緒に語られることを光栄に思うとコメントしています。
ちなみに球団史上最も人気があるのがジュニアで2位がエドガーですね。
紳士的な男でチームメイトからの信頼も厚かったと言われるエドガーです。
ハードなトレーニングや試合に臨む姿勢はイチロー選手も敬意を表していました。
将来的には殿堂入りも確実な球史に残る強打者です。