コルクバットの仕組みとは?過去の違反者。飛距離は伸びずに意味ない?

違反バットの代名詞的な印象もあるコルクバット
近年はコルクバット使用の話は聞きませんが、過去にはサミー・ソーサを始めとしたスター選手の使用が話題になったことがあります。

コルクバットの仕組みとは?

コルクというのは酒瓶の栓として使われることがある、あのコルクのことですね。
バットの中をくりぬいて、コルクを詰めたものがコルクバットと言われるものになります。
コルクバットは軽くなるのでスイングスピードがあがり、飛距離が伸びるという仕組みのようです。
反発力が上がるとか、そういうものではないみたいですね。

実際にコルクバットは逆に飛距離を縮めるという実験結果も出ているようです。
だから現在では使用されないのかもしれませんね。
それでも過去に使う選手がいたということは、飛距離が伸びる実感があったのかもしれません。
まあ、少なくとも軽い分だけスイングしやすい面はあったんでしょうね。


その他の違反バット

日本で違反バットと言えば、圧縮バットが有名です。
王貞治さんが現役時代に使用しており、王さんの引退と同時に禁止されたバットです。
こちらの圧縮バットは反発力が上がるそうなので、実際に飛距離もアップするでしょう。



MLBではヤンキースのキャプテンを務めた名選手のグレイグ・ネトルズが、コルクの代わりにスーパーボールを詰めたバットを使用したそうです。
これもコルクと同じように軽量化が目的だったようですね。
ちなみに「ファンにもらったバットを使った」というのが言い訳です。笑

コルクバットの使用者

コルクバットの使用で有名な二大選手と言えば、サミー・ソーサアルバート・ベルです。
ベルは90年代最強打者の1人。

審判団に押収されたバットを、試合中にチームメイトのジェイソン・グリムズリーが屋根裏から忍び込んでバットをすり替えたというエピソードがあります。
このエピソードのお陰で有名になってしましたね。笑
使用当時は落ち目で不調だったソーサと違い、ベルは処分の翌年にキャリアハイの50本塁打を打っています。

その他、出場停止処分を受けたことがある選手は
ウィルトン・ゲレーロ(ブラディミール・ゲレーロの兄)、クリス・セイボー、現在はレッズでコーチを務めるビリー・ハッチャーがいます。



ちなみにソーサは「練習用のバットを間違えて使った」との言い訳をしましたが。
殿堂入り選手のジョー・モーガンも練習用に持っていたとコメントしているので、そういう選手もいるんでしょうね。
まあ、これも軽いということが肝なんでしょうけど。



ただ、それを間違えて使ったというのはね・・・。
プロ野球選手はグラム単位、ミリ単位でこだわると言いますし、さすがに違いに気が付かないことはないでしょう。

まあ、何にしても今後もコルクバットの使用者は出てこないとは思いますが・・・。
他の違法バットを使用するケースは出てくる可能性がありますね!
その時はその時で、どんなバットが出てくるのか楽しみでもあります。

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