毎試合毎試合、大谷翔平投手の起用法についてソーシア監督がコメントを求められていますね。
記事を見ていて気になるのが「代走で起用の可能性」というものです。
もちろん、代走で起用される可能性はあるのですが、そもそもこの代走起用の可能性というコメントに違和感があるのも事実です。
どういう意味かと言うと「代走起用というのは二刀流の延長ではない」ということです。

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MLBで投手代走は珍しくない

そもそもMLBで投手が代走起用されるのは珍しいことではありません。
いや、珍しいと言えば珍しいのかもしれませんが・・・。
NPBとMLBでは事情が違うので、投手が代走起用されたからといって驚くことではありません。
投手が代走起用される例というのは毎年何度もあるような出来事ではあります。

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というのも、MLBではNPBと違って延長は無制限ということもあり、選手が足りなくなることがあります。
だから選手が足りなくなる可能性を見越して投手が代走起用されたり、外野を守ることも珍しいことではありません。
それこそDH制のないナ・リーグでは投手が代打起用されることは珍しくなく、前田健太投手や川上憲伸投手だってブレーブス時代に代打起用されています。

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こちらは打力に定評のあるヨバニ・ガヤルドが代打でサヨナラヒットを打っています。

いずれにしても、投手の代走というのは走力を評価してのものではなく、野手が足りなくなるというチーム事情による意味合いが強いわけです。
大谷代走の可能性というのは、ニュアンスとしては「マー君やマエケンに代走の可能性」というものと同じことだと思われます。

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MLBで投手が代走起用された例

そもそも前田健太投手は代走で起用されたことがありましたね。

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同点の8回という競った場面での起用でした。

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こちらはフィリーズの大エース、クリフ・リーが1点ビハインドの9回で代走。
牽制アウトになってしまうというアクシデントです。

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こちらも投手のジェレミー・ガスリーが代走起用。
不格好なスライディングで危うく怪我をしてしまうところでした!
投手代走にはこのようなリスクも当然あるわけですね・・・。

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今後大谷投手にこのようなことがあれば、怪我のリスクを理由に二刀流を反対という声も大きくなると思われます。
走塁時の怪我って意外と多いですからねー。
日本だと人工芝の球場が多いので選手も全力プレーを控えるのですが、MLBだとガンガン全力で走るのでそれだけ怪我のリスクも高くなってしまいます。

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大家友和の代走起用を巡る報道が物議を醸す

ちなみに過去には大家友和投手がナショナルズ時代に代走起用をされたことがあります。
このときは直前の登板で監督に反抗的な態度を取り、球団から罰金を科されたことがありました。
そのことから日本のメディアの中には「罰走」と報じたところもありました・・・。

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先ほども言いましたがMLBでは選手が足りなくなることを見越して、投手が代走起用されるのは珍しくはありません。
だから、このときも罰走なんてとんでもなく、ただのチーム事情による代走起用です。

その一方で日本的な感覚だと、罰走だと感じても別におかしなことでもないんですけどね。
マスコミがそのように報じてしまうことには問題があったと思いますが、NPBとMLBの選手起用の事情が違うことは理解しておく必要があります。

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大谷翔平が代走起用される可能性

まあ、そのような事情の違いはあれど、大谷投手が代走起用される可能性があることに変わりはありません。
ただ何度も言うように、代走起用というのは二刀流の延長というわけではないということです。
「代走起用の可能性」というソーシア監督のコメントはリップサービスの類と言えるかと思われます。
あるいはマスコミ対応が面倒くさいので、その場しのぎでしゃべっている可能性もあるのかもしれませんが。笑

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大谷投手は他の投手と比べても走塁への経験値がずっと高く、足も速いことで知られています。
それだけに、走力だけで考えたら実際に代走要因として起用される可能性も高いと思います。
登板日などスケジュールの事情もあるので、必ずしも走力だけで選ばれるわけではないのですが。

それに代走起用したら日本のマスコミから「代走起用の意図は?」みたいに、取材攻勢されるでしょうからね。
それが面倒くさくて起用しない可能性もあるのかもしれません。笑

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そりゃあ、実際に代走起用したら「ショウヘイは優れたベースランナーだ」なんてコメントをすると思いますけど。
それもコメントのテンプレートみたいなものですね。
必ずしも走力を評価して、二刀流の延長での代走起用ではないということです。
代走起用の可能性は他の先発投手にも言えることだし、大谷投手が特別な扱いを受けるというわけではないわけですね。

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