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野球の審判と言えば批判ばかり目立つ大変な職業というイメージです。
日本は子供の頃から「間違ってはいけない」と洗脳教育されますからね。
どうしてもパワプロの審判のように判定を間違えない審判が優秀だと思うファンも多いわけです。

ただまあ、それはゲームの世界の話であり、現実問題としてミスをしない審判なんているわけがありません。
野球の審判は正確性よりも試合をコントロールする能力が求められると言われます。

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正確性を突き詰めるのは不可能

正確性というのは、ある一定のレベルまで行けばそれ以上を求めることが難しくなります。
18年からリクエスト制度が導入されましたが・・・。

リクエストの結果を見てもわかるように、選手や間近で見ているコーチですら正確に判定がわかるわけではありません。
選手やコーチが明らかに不満を表したケースだって、スローで見れば正しい判定だったということもありますよね。

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とにかく、審判だろうが選手だろうが、目視での判定は限界があります。
動体視力はもちろん、技術や経験で伸びる部分だって限界があります。
だからそれよりも求められるのが試合をコントロールする力というわけですね。

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試合をコントロールする能力とは?

審判にはジャッジの正確性よりも試合をコントロールする能力が求められると言いましたが。
試合をコントロールというのは、スムーズに試合を進行する能力ですね。

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そりゃあ、審判だって間違いには気が付くし、自分が間違ったのに抗議してくる相手を退場にさせるのは辛いことです。
(まあ、日本だと簡単に退場にはさせないけど)

それでもお客さんや他の選手をいつまでも待たせるわけにはいかないし、自分が悪者になっても厳しい決断をしなければいけないわけです。
そもそも正確な判定をすることはもちろん、それ以上に何か問題があったとき毅然とした対応が出来るかが大切ってことですね。

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まあ、そういうところから選手たちとの信頼関係というのもできてくるわけですしね。
やる側と見る側では審判への見方というのもやっぱり違うものです。

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審判の選手や監督、同僚との信頼関係

正確性に限界がある以上、審判には選手や監督、同僚審判との信頼関係が築けるだけの人間性が求められます。
試合を見ていると監督や選手が審判に不満げな態度を出すところが目立ちます。
だからなのか「監督や選手は審判と仲が悪い」と思っている人も少なくはないようです。

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まあ、両者の立場上、試合以外のところであっても親しげにする姿を見せるわけにはいきません。
ですが、どれだけ少なくてもお互いに挨拶や世間話をするぐらいの関係性はあるわけですからね。
間違った判定をしても翌日にでも「ごめんね」と謝れば、いつまでも不満げな態度を出すような選手は一軍レベルにはいないわけです。

星野仙一監督は鬼のように抗議をしてきても、試合が終わると拍子抜けるほど丁寧なあいさつをするような人だったようです。
殴りこんでくるのかと思いきや・・・って感じでしょうね。笑
一流の選手ほど人間性も良いので、審判とも自然と良い関係を築いているものなんだそうです。

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信頼を築く人間性というのは、単なる性格の良し悪しではありません。
先にも言いましたが抗議をされて動揺が態度に出るようでは、選手や監督、同僚からも信頼されるわけがありません。

怒って抗議する選手に対して、審判が強い口調で制すると「審判が熱くなってどうする」なんて批判もされるわけですけど。
それくらい堂々とした審判じゃないと信頼関係は築けないわけですね。
先にも言いましたが、間違いは後で個人的に謝ればいいわけですから。

そこで及び腰になっているようでは「大丈夫かよ・・・」と、他の選手から不満も出ちゃいます。
選手もさっさと試合を終わらせて帰りたいですし。笑

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審判は反省をしていない?

審判に対するありがちな批判の1つに「反省をしていないのがけしからん」というものです。
何をどう見て反省していないと判断しているのかは謎ですけど。
たぶん、間違いを認めない姿勢を見て反省していないと思っているのだと思われる。

微妙な判定、間違っているっぽい判定であっても審判は強気な態度を見せます。
審判自身だって判定を下した瞬間に間違いには気が付くらしいですが、それでも「俺は正しい」という姿勢を見せます。
まあ、それは当たり前ですよね。

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選手や監督に抗議されて落ち込んだり、慌てて他の審判に確認をしたり・・・。
そんな態度を見せるような審判がいては監督や選手だって困るわけです。
そりゃあ、部活動で下級生が審判をやっているならミスに落ち込むのも仕方はないでしょうけどね。

判定を間違っても毅然とした態度で抗議に対応することがプロの審判には求められます。
反省というのは試合後にすればいいですからね。
まあ、そもそも選手もそうだと思うけど、試合中に反省なんかできる余裕ないですし。

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審判の機械化

ジャッジの正確性に限界があるとなると、当然ながら「だったら機械化すればいい」という声は出るわけです。
少なくともストライクゾーンの機械化というのは現在の技術でも可能なわけですからね。
MLBでは審判のストライクゾーンを機械で査定し、ルールに近いジャッジをするように努めているわけですが・・・。

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導入時にカート・シリングがその機械を破壊したことも話題になりましたが。笑
グレッグ・マダックストム・グラビンら、当時を代表する技巧派投手の成績が下降しはじめたことも話題になりました。

投手はストライクともボールとも取れるコースで勝負をしているわけですからねー。
そういうコースをいかにストライクとコールしてもらうかの投球術。
そして、捕手のフレーミングというキャッチング技術も求められています。

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そこらへんのことはレベルが高いので、傍からはわからないようなことではありますけど。
選手としてもパワプロのようにストライクゾーンが決まった方が良いのかといえば、必ずしもそうとは言えないのかもしれませんね。

まあ、公にしないでこっそりと機械判定を導入して、ストライクゾーンのネットの声とか聞いてみたいですけどね。笑
高津臣吾さんが「バッテリーでもストライク・ボールは正確に判断できない」というようなことを話していましたが、プロレベルはそれくらいのコースで勝負しているわけです。

yH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAIBRAA7 - 審判は正確性よりも人間性が求められる?誤審の反省や選手監督との信頼関係

何にしても審判は厳しい目を向けられることが多いですけど・・・。
批判というのは知識がなくても誰でも出来ることなんだし、みんなで一緒に審判批判ってのもなんだかなーって感じです。
審判の立場を理解すれば、少しは見方も変わるんじゃないかと思います。

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