甲子園で過剰なガッツポーズを何度もしていた球児が審判に注意されたとして話題になっています。
創志学園・西、ガッツポーズ注意受けていた「必要以上しないように」/野球/デイリースポーツ online https://t.co/ZD2lryudz9 #甲子園 #高校野球 #選手権 #100回大会 #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) 2018年8月15日
たいていこの手の審判が登場する記事は審判が叩かれる傾向にあるのですが・・・。
で、審判批判が嫌いな僕は審判を擁護する意見を書くという。笑
ただ今回の件に関してはネットの意見を見ても「あのガッツポーズはやりすぎ」という意見が多いように感じました。
僕は試合を見ていないので何とも言えないのですが・・・。
動画を見る限り過剰なガッツポーズという印象は受けますね。
なぜ審判はガッツポーズを注意したのか
デイリースポーツの記事を見ると「試合テンポを良くするたに早くプレートについて」と注意されたとあります。
まあ、確かに甲子園は試合スピードに関してはかなり厳しいですから審判も苦労します。
某名門校の監督(どこか忘れただけ)のインタビューで、投手交代を頻繁にしていたら試合中に大会本部から電話があって注意されたと話されていました。
-頻繁な交代というのは投手→レフト→投手→レフト→投手みたいに交互に投げさせること-
審判の仕事というのはスムーズな試合進行ですから、試合テンポを考えての注意というのも本当だとは思います。
ですが、それだけが理由ということもないでしょう。
今回の件は大会本部から審判に要請をしたわけではないそうですが、本当はしている可能性もありますしね。笑
そりゃあ、ガッツポーズに関してのクレームが多ければ注意するように審判に言うでしょうし。
彼の登板は2戦目ということで、初戦の登板を見て事前に何かしら確認をしていた可能性だってあります。
それにスタンドからヤジや批判の声が審判団に聞こえていた可能性もあります。
それであれば本人のためにも注意するのは当然の判断と言えます。
また相手高校が気分よくプレーできていなかった可能性も十分にありますからね。
さすがに甲子園の舞台で報復行為(故意死球など)に出たりするようなことはないでしょうけど・・・。
いずれにしても、審判の立場としては注意もやむなしというところです。
なぜガッツポーズが駄目なのか
MLBでもNPBでもそうですが、過剰なガッツポーズというのはマナー違反になります。
例えば勝敗を左右するピンチを抑えたときに吠えたりする投手はプロでもいるわけですけど、そういうのは許容範囲です。
ただ勝敗にあまり関係ないような場面だったり、相手に向かって勝ち誇るように吠えたりガッツポーズするのはマナー違反になります。
(大打者、大投手、ベテラン選手などは特権として許容範囲が広がる傾向も)
理由としては、単純に相手からしたらムカつくからです。
野球というのは試合数が多く同じ相手と何度も対戦するスポーツですから、お互いが揉めないよう、気持ちよくプレーするためのマナーがあります。
高校野球だってプロほどはっきりとはしていないとはいえ、やはり同じようにマナーはあるわけです。
それに相手を敬うというのはスポーツの基本ですからね。
彼の場合は2年生ということで、余計に生意気だと思われるかもしれません。
「ルールにないことだから構わない」という意見もあると思います。
ただまあ、一般社会のマナーだって法律に記載されているわけではないですからね。
何事も常識の範囲内ってことですが、今回のガッツポーズはその点で過剰だったってことですね。
https://t.co/sEcbUlr2LA
【#高校野球】大会11日目(15日)#下関国際 5―4 #創志学園 。試合に敗れ、天を仰ぐ2年生エースの西投手を、創志学園の選手たちは、背に手を回して慰めていました。(や) #甲子園 pic.twitter.com/QxKHlrjwxb— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) 2018年8月15日
スポーツは相手があってのことですからね。
相手を刺激する可能性のあることなんてしないに越したことはありません。
まあ、野球でも相手をイライラさせて有利に立つという戦術はあるわけですけど・・・。
誰だって相手に悪くは思われたくはないし、何より楽しくというか、スッキリとした気持ちでプレーしたいですからねー。
ただまあ、彼はまだ高校2年生ということで。
これから精神的にも成熟して、さらに投手として成長してもらいたいですね!