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ウィリー・メイズのザ・キャッチ。史上最高選手の1人で伝説的な好プレー

史上最高のオールラウンドプレーヤーと言われるウィリー・メイズ
首位打者1度、本塁打王4度、盗塁王4度、ゴールドグラブ賞は12回受賞。
通算3283安打、660本塁打、338盗塁など輝かしい実績を残しています。


ちなみにメイズはバリー・ボンズの名付け親としても有名です。
ボビー・ボンズはメイズとチームメイトで、メイズは大先輩にあたるのですが親交があったようですね。
ボンズも子供の頃はメイズに引っ付いて遊んでいたと言われています。

ウィリー・メイズのザ・キャッチ

メイズと言えば、何と言っても54年のワールドシリーズで見せたザ・キャッチです。
MLB史上最高の好プレーとも言われる伝説のキャッチを見せています。

ただこのプレーは当時の映像では凄さが伝わりにくいんですよね・・・。
スーパースターがワールドシリーズの大舞台で見せた好プレーというのはわかるにしても、史上最高クラスのキャッチと言われると大げさに聞こえています。


これが伝説的なキャッチと言われているのは、このポロ・グラウンズの特別な形状にあります。
レフトまで85メートル、ライトまで79メートルという狭い球場ですが、センターまでは147メートルもあります。

このメイズのキャッチも140メートル地点という、本来なら特大ホームランの当たりです。
打者のビク・ワーツが「野球人生で最高の当たり」とコメントしたほどの打球をキャッチしたわけですね。


いまでもフェンス手前で肩越しにキャッチを見せると、メイズのようだと言われるわけですけど。
確かに凄い好プレーではありますがメイズのキャッチとは単純に比較はできないわけですね。

また06年にメッツのエンディ・チャベスが見せたホームランキャッチもザ・キャッチとして語り継がれています。
ですが、メイズのザ・キャッチと違ってチームの勝ちには結びつかなかったのが残念ですね。

メイズのザ・キャッチの試合はサヨナラホームランで試合が決まりました。
こちらは他の球場だったら平凡なライトフライだったのが、狭い球場のお陰でホームランになっています。
そこらへんのドラマ性もザ・キャッチが語り継がれる理由の1つかもしれませんね。

あと、この動画は何が凄いって、たぶん実況がビン・スカリーですね・・・。
この人が2016年まで実況を続けていたんですから本当に凄いです。
生ける伝説と言われる人ですが、他のレジェンドが霞むほどにガチレジェンドですね。
存命しているMLB関係者で1番凄い人じゃないかな?

ウィリー・メイズのハイライト

MLB公式のYOUTUBEチャンネルを見ると、他にもいくつかメイズの動画がありました。

こちらは69年の通算600号ホームラン。
ベーブ・ルースのホームラン記録を更新する可能性も示唆されていたメイズです。
ルースを抜いたハンク・アーロンも同時期に活躍したわけですが、メイズがいたから地方球団のアーロンは注目される存在ではなかったようですね。

70年の通算3000本安打。

65年のオールスターでのホームラン。
オールスターではMVP2度、20年連続選出もしています。

こちらは引退シーズンの73年のワールドシリーズ。
最後はメッツでプレーしています。

こちらはメイズの前でメイズに並ぶ660号ホームランを打つボンズ。
ボンズはジャイアンツ移籍の際にメイズの永久欠番である24を要求して顰蹙をかいました。
メイズは承諾したようですが、結局は父と同じ25を付け現在25はジャイアンツの永久欠番になっています。



陽気な性格で魅せるプレーにもこだわっていたとされます。
長嶋茂雄さんみたいに、美しく見えるように計算してプレーしていたようですね。
当時は人種差別だってまだまだ酷い時代だったわけですが、黒人選手の地位向上に一役買った選手とも言われています。

波田純: