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エリック・チャベスの守備や打撃。ビリーお気に入りアスレチックスの中心選手

アスレチックスの中心選手として活躍したエリック・チャベス
マネー・ボールにもビリー・ビーンGMが彼に高い期待をしている描写がありますが・・・。
長期契約を結んだとたんに怪我でキャリアが停滞したのが残念でした。



ゴールドグラブ賞のトロフィーを恩師ロン・ワシントンにプレゼントしたエピソードもある好漢です。
顔も男前だし打撃はやや伸び悩んだけど、まさにパーフェクトプレーヤーですね。
ちなみにワシントンはレンジャーズで監督を務めていたので、日本でも馴染みがあるかもしれません。

エリック・チャベスの打撃

98年にアスレチックスでデビューしたチャベス。

レギュラー定着を果たした00年にはサイクルヒットを達成しています。
翌01年から06年まで6年連続でゴールドグラブ賞を受賞する活躍。
しかし、その後は怪我でキャリアが停滞しています。



11年からヤンキースでプレーし、12年にプチ復活を遂げています。
13年からはDバックスでバックアップ選手として活躍し14年に引退ですね。

13年には9回2アウトからヤスメイロ・ペティットの完全試合をやぶるヒットを打っています。
ペティットは後に46打者連続アウトのMLB記録を作っているし、完全試合を達成したイメージもありますけどね。
完全試合もノーヒッターも達成はしていません。

サヨナラヒット。

通算250号本塁打。
通算では260本のホームランを打っています。
怪我のイメージが強いので、思ったより多いですな。


エリック・チャベスの守備

全盛期はMLBトップレベルの守備を誇っていたチャベスです。
時期的に全盛期の動画が公式チャンネルにないのが残念。

こちらは見事なダブルプレーですね!

スライドストップ。
ちなみにチャベスは横や下から投げることが多く、このクラスの名手にしては送球に難があったとも言われます。

向こうのセカンドやショートは、併殺プレーのときにスライディングで突っ込んでくる走者を躊躇させるために横や下から投げることがあります。
チャベスも元々はショートなので、下から投げる癖があったのかな?

エリック・チャベスのスーパープレー

公式チャンネルにあった唯一の全盛期のプレーがこちらです。

広いファールグラウンドで素晴らしいキャッチを見せています!
アスレチックスの本拠地はファールエリアが広いこともあり投手有利の球場で知られています。

当時はハドソン、マルダー、ジートの3本柱を中心に強豪チームだったアスレチックスです。
マネー・ボールでは守備を捨てたような描写もあったけど、実際には守備が悪いチームではなかったわけですからね。
チャベスらの守備力も失点を防ぐのに貢献していたことと思います。



順調なキャリアを歩んでいれば殿堂入りしていたであろうチャベスです。
アスレチックスにしては珍しい大型契約を結んだ選手なので、契約の失敗例としてのイメージの方が強くなってしまったのは残念です。
現在はエンジェルスのフロント入りをしているようですね。

波田純: