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カーク・ギブソンのドジャース時代の伝説的なホームランなどハイライト

主に80年代に活躍したスター選手のカーク・ギブソン
引退後はタイガースでコーチをしたり、Dバックスで監督も務めています。
僕もそうですが、リアルタイムで知らないとドジャースの選手というイメージが強いけど、主にタイガースで活躍した選手ですね。

カーク・ギブソンのタイガース時代

ギブソンはドラフト全体12位でタイガースに入団しています。
アメフトでも全米トップクラスの選手だったようですが、タイガースが地元球団だったことから野球の道を選んだようですね。
ちなみにNFLからもドラフト指名されています。

こちらは特大のホームランです!
当時はまだスター選手ではありませんが、とんでもないパワーは注目されていたようですな。

84年のワールドシリーズ第5戦では王手をかけた8回1点リードの場面でスリーラン!
世界一に大きく貢献しています。

このときは主砲のギブソンに対して勝負を避けることが予想されたため、監督も四球を選ぶように指示したようです。
それに反抗して打ちに行ったようですな。



ドジャースで3年プレーした後にはロイヤルズへ移籍。

ブレット・セイバーヘイゲンがノーヒッターを続けていた5回にマズい守備・・・。
これはエラーとなって、セイバーヘイゲンも無事ノーヒッターを達成しました。

現役晩年の92年にはパイレーツでプレーし、グランドスラムを打っています。
パイレーツでは怪我もあり16試合にしか出場できませんでしたが・・・。

タイガースに復帰した2年後の94年には37歳にして98試合で23本塁打。
引退シーズンとなる翌95年も70試合で出塁率.358を記録するなど、最後まで活躍していますね。

カーク・ギブソンのドジャース時代

ギブソンと言えば88年ドジャース時代の活躍が語り草です。

こちらはワイルドピッチで二塁からサヨナラのランナーに。
同年31盗塁を記録するなど、足もある選手です。


88年はシーズンMVPにもなっていますが成績自体は平凡で、ポストシーズンでの活躍が印象的だったからと言われています。

チャンピオンシップシリーズ第3戦では雨の影響で足を滑らせながらもナイスキャッチです!
このときすでに足を故障していたようですが、試合には出場を続けています。

第4戦では延長12回にホームラン!

第5戦にはスリーランを打ってリーグ優勝に大きく貢献。
しかし、ワールドシリーズではスタメンを外されるほど足の故障は悪化していたようですね。



で、ワールドシリーズの初戦で伝説的なホームランを打っています!
1点ビハインドの9回2アウトから代打で登場。
殿堂入りの大投手デニス・エカーズリーからサヨナラ弾です。

足を引きずるように歩き、片手片足で打ったようなホームランです!
エカーズリーもこの失投を悔やんでいたようですね。
「あの球しか打てない」というようなボールを投げてしまったわけですからね。

これはワールドシリーズの歴史で見ても屈指の名場面の1つですね。
このホームランがあるからギブソンはドジャースのイメージが強いですね。
それどころかこのホームランのイメージが強すぎて、逆に凄い選手なのかどうかよくわからないぐらいです。笑

通算255本塁打、284盗塁のアスリートですが、少なくともそんなに盗塁した選手のイメージはないですね。



MLBでは早期デビューの選手は大成しないというジンクスがありますが・・・。
ギブソンもその1人で、マイナーでもっと鍛えていればもっと凄い選手になっていたと言われます。
記憶に残るスター選手ですが、殿堂入りクラスの選手になった可能性もあるんでしょうね。
ちなみにMVPの受賞者では唯一オールスターの出場経験がないようです。

波田純: