Dバックスとレッドソックスの世界一に大きく貢献したカート・シリング。
Dバックスではランディ・ジョンソンとW大エース。
レッドソックスでは血染めの靴下という伝説的な好投を見せています。
4人のお子さんがいるようですね。
左にいるのが奥さんですが娘さんかと思うようですな。
現在は口腔がんとの闘病中とうニュースもありましたね。
噛みタバコが原因のようですが、噛みタバコはMLBでも問題になったことです。
いまでは規制もされてきたけど、かつては噛み煙草が一般的だった時代があるわけですからね。
日本球界でも愛煙家は減ったようですが、それでも半分ぐらいは吸っているとも言われます。
クラブハウスから煙が出ているのを見た外国人選手が、火事だと勘違いして騒いだという笑い話なのか何なのかわからないエピソードも・・・。
そういえば昔の野球界の話だけど、タバコの害を説明する講習会に灰皿が用意されて、講習が終わる頃には灰皿が山盛りになっていたというとんでもない話も。笑
カート・シリングのハイライト
88年にオリオールズでデビューしたシリング。
完全開花は30歳になってからの遅咲きの投手ですね。
MLB初奪三振。
92年のフィリーズ移籍を機にブレイク。
42試合26先発で14勝 防御率2.35など活躍。
しかし翌年以降は低調で本格ブレイクは97年ですね。
97年には314奪三振を記録しています!
これはナ・リーグの右腕としては最多の記録のようですね。
98年に2年連続300奪三振。
02年に3度目の300奪三振を記録しています。
01年はDバックスで世界一に大きく貢献。
DS第1戦で完封勝利。
CS第3戦12奪三振で1失点完投勝利。
ワールドシリーズ第7戦でも好投し世界一に。
ランディ・ジョンソンとワールドシリーズMVPを同時受賞しています。
ペドロ・マルティネスに投げ勝つシリング。
02年のオールスターで2回無失点。
カート・シリングが完全試合を逃す
シリングのハイライトに01年完全試合を逃した試合があります。
しかも8回途中にベン・デイビスがバントヒットを決めてしまいました。
2点ビハインドの8回1アウトということで「勝利のため」と擁護する声もあったようですが、それも少数派です。
殿堂入り記者のピーター・ギャモンズが「1本のバントで永久に傷物になった」と非難したぐらい強い反感があった出来事です。
でも、もしこれが日本での出来事だったら、擁護派の声が多そうですよね。
YOUTUBEのコメントを見ても、擁護する声が多いっぽいけど。
やはりこれは見る側と現場側では意見が分かれるということでしょう。
見る人からしたら勝敗が第一になるのは普通ではありますからね。
野球に限らずスポーツをやっている人からしたら、勝敗以前に大切なものがあるという考えもするわけですが。
シリング本人がどう思うかはともかく、自分がシリングのチームメイトの立場だったらやっぱりムカつきますからね。
逆にデイビスのチームメイトの立場だとしても、余計なことをするなよと思うし。
野球は1年間で同じ相手と何度も試合をする珍しいスポーツだから、相手の気持ちも尊重する面が強くなります。
まあ、当時のデイビスはまだ若手なので、こういうことを通じて先輩から教育を受けるわけですけど。
ただいきなりデカいことをやらかしたのが不運でしたね・・・。
その後もキャリアも低迷しちゃいました。
07年にも9回2アウトからノーヒッターを逃しているシリングです。
これはセカンドとしても悔いの残る打球だったでしょうねー。
カート・シリングの血染めの靴下
03年オフにトレードでレッドソックスに移籍したシリング。
21勝で最多勝に輝くなど期待通りの活躍。
しかしDS初戦で右足首の腱を断裂する怪我を負ってしまいました。
怪我を押して登板したCS第6戦では靴下を血で染めながら7回1失点の好投で勝利投手に。
ワールドシリーズでの好投、チームも86年ぶりの世界一に輝きボストンの英雄となっています。
しかし、この時に無理をしたこともあってか右足首の故障は完治せず。
06年に15勝、引退シーズンの07年も9勝をあげているけど以前の投球は戻りませんでしたね。
06年に通算3000奪三振。
さらに通算200勝も達成。
07年もワールドシリーズで勝利投手になるなど世界一に貢献。
これがMLB最後の登板になっていますね。
大舞台の強さもあって、インパクトで言えば00年代屈指の大投手ですね。
通算216勝、3116奪三振というのも遅咲きの投手としても素晴らしい数字です。
引退後は事業の失敗やSNSでやらかしたりと残念な話題が多くなりましたが・・・。
まあでも、血染めの靴下で伝説となった大投手ですね。