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ジョシュ・ベケットのポストシーズンでの活躍やノーヒッターなどハイライト

マーリンズやレッドソックスで活躍したジョシュ・ベケット
大舞台に強いことでも知られます。
その一方でとにかく故障が多く、本領発揮できなかった印象の強い投手ですね。

ジョシュ・ベケットのハイライト

01年にマーリンズでデビューしたベケット。
大エース級の逸材ながら、ガラスのエースでお馴染みでしたね。
ベケットと言えば、03年のポストシーズンでの活躍が印象的です。

03年のCS第5戦では11奪三振完封勝利をあげています。

さらに第7戦でも4イニングのリリーフ登板。

ヤンキースとのワールドシリーズでも王手をかけた第6戦に完封勝利で世界一に貢献。
WSMVPにもなっています。

04年の開幕戦で9奪三振。

05年に初めて規定投球回数に達して15勝。



オフにレッドソックスへトレード移籍しています。

ワンヒッター。

12年シーズン途中にエイドリアン・ゴンザレス、カール・クロフォードらと一緒にドジャースへ移籍。
不良債権化が懸念された大型契約中の選手を処理した珍しいトレードでしたね。

ドジャースでは目立った活躍はできませんでしたが、引退シーズンにノーヒッターを達成。
20試合に先発して防御率2.88は2年目以降ではベストの数字となっています。


ジョシュ・ベケットの07年CS第5戦

ベケットと言えば、07年のCS第5戦も話題になった投手です。
というのも、この日の国歌斉唱を務めたダニエル・ペックはベケットの元カノ。

ベケットに対する嫌がらせというか、集中力を欠かせるためにわざとやったことではないかという疑惑が付きまといました。笑
もちろんインディアンスは疑惑を否定してはいますが・・・。

試合の方は8回1失点11奪三振と好投で勝利に貢献し貫禄を見せつけたベケットです。



しかし、どんな気持ちで国歌斉唱を聞いていたんだろうな・・・。
試合が始まれば関係ないんでしょうけど、聞いている間は動揺しちゃいそうなものですね。
まあでも彼らの集中力というのは、そんなことも感じないぐらい強いものなのかもしれません。

ちなみにこちらが11年に結婚した奥さん。
モデルとの交際もあったスター選手ですが、奥さんは高校のクラスメートという・・・。
MLBには学生時代の恋人と結婚しているスター選手は山ほどいるけど、さすがに派手な交際歴の後となると珍しいですね。

ジョシュ・ベケットの打撃

打撃の方も投手としてはまずまずだったベケットです。

こちらがMLB初ホームラン。
レッドソックス時代に2本のホームランを打ち、通算3本塁打を記録しています。

スクイズ。

こちらはバスター。
「fakes a bunt」とありますが、バスターというのは和製用語です。
というか、アメリカで守備シフトの意味でバスターというような言葉を使っていたのを、誤訳して使われるようになったみたいですね。



怪我がなければと思わされる投手はたくさんいるけど、ベケットもその1人ですね。
といっても通算138勝をあげているから成功のキャリアなのかもしれませんが・・・。

マイナーでは圧倒的な成績を残していたとはいえ、ほとんどキャリアを積まずにMLBデビューしましたからね。
早期デビューは大成しないというジンクス通りの結果になってしまいました。

波田純: