野茂英雄さんがドジャースに入団したときに監督を務めていたトミー・ラソーダ。
目立ちたがり屋な性格で(たぶん)、見た目もコミカルなので日本でもお馴染みの監督でしたね。
76年から96年まで21シーズンと、長くドジャースの監督を務めています。
97年には監督としてアメリカ野球殿堂入りも果たしています。
「俺の心臓にはドジャーブルーの血が流れている」という名言は有名ですね。
ちなみになんとなく捕手っぽいけど現役時代は投手で、MLB通算26試合に登板しています。
トミー・ラソーダとフィリー・ファナティック
ラソーダ監督のハイライトに、フィリーズの人気マスコットフィリー・ファナティックとの乱闘があります。
ファナティックがラソーダ監督を模したドジャースのユニフォームを着せた人形を叩きつけるなどのパフォーマンス。
これに怒ったのがラソーダ監督です。
ちなみにラソーダ監督はこのパフォーマンスに対して本気で怒っていたようです。
ファナティックを演じているパフォーマーは本気だとは気が付かなかったとか。
帰る時にも腹を突き出すパフォーマンスでからかっていますね。笑
一方でこちらは、いまはなきエクスポズのマスコットであるユッピー。
彼も人気のマスコットだったようですね。
なんでこんなことをしているのかと言うと・・・。
かつてラソーダ監督は退場をくらったあとに、パジャマを着てダグアウトの上で寝るパフォーマンスを見せたようです。
そのことをからかっているわけですね。笑
しかしラソーダ監督もそんな過去があるとは凄いな・・・。
まあ、そうした目立ちたがり屋なところが合わない選手もいたでしょうけどね。
ドジャースの試合が全米中継される際には、いつラソーダ監督がベンチから飛び出すか記者たちが予想しあっていたそうです。
エクスポズがなくなった現在、ユッピーはホッケーチームのマスコットとしても活動しているようですね。
ちなみにダグアウトの上に来たユッピーを退場させた審判はボブ・デービッドソンです。
ブーイングをくらっているけど審判としては当然の処置ですな。
トミー・ラソーダ監督がコケるアクシデント
ラソーダ監督のハイライトは01年のオールスターゲームにもあります。
サードコーチをしていたラソーダ監督のもとに、折れたバットが飛んできて直撃です!
若いコーチなら珍プレーだったかもしれませんが、これは危うく事故でしたね・・・。
ラソーダ監督がすぐに立ち上がったから笑えるけど。
当時は73歳かな?
00年にはシドニーオリンピックの監督を務めて金メダルを獲得しています。
トミー・ラソーダの現在
野茂さんが入団した当時からおじいちゃんだったラソーダ監督。
現在は90歳になり、存命する中では最も高齢な殿堂入りメジャーリーガーになっています。
17年にダルビッシュ有投手と。
こちらは野茂投手の女房役として日本でもお馴染みだったマイク・ピアッツァ。
史上最高の打力を誇る捕手で殿堂入り選手ですが、ドラフト全体1389位という超下位指名で知られます。
お父さんがラソーダ監督と親交があったことがドラフト指名されたきっけかになったわけですが。
そこから這い上がって殿堂入り捕手になったんだから凄いものです。
現在はかなり弱っている様子のラソーダ監督です。
96年に監督を退任したときも、心筋梗塞が原因ですからねー。
(平昌五輪ハープパイプで金メダリストのクロエ・キムと。)
ドジャースはラソーダ監督のためにも世界一になりたいところですが、正直時間も少ないですからね。
ここ数年はチャンピオン候補なのですが、どうも勝ち切れません。
17年のWBCでは野茂さんと始球式にも登場しています。
ドジャースが世界一になったらなったで、安心してそのまま永遠の眠りにつきそうな雰囲気すらありますが・・・。
ドジャースは今年こそ、ラソーダ監督に良い報告をしたいところですね。