レッズやタイガースなどでプレーしたドミトリー・ヤング。
弟のデルモン・ヤングもメジャーリーガーです。
兄はドラフト全体4位、弟は全体1位という高順位指名兄弟としても知られます。
12歳離れた弟は兄以上の素質と言われた有望株でしたが、兄ほど活躍できませんでしたね。
ドミトリー・ヤングのハイライト
ヤングのハイライトと言えば、何と言っても05年の開幕戦です。
史上3人目となる開幕戦3本塁打を達成しました!
他の2人はブルージェイズの主砲として活躍したジョージ・ベル。
そして日本で大活躍したタフィー・ローズが記録しています。
NPBで強打者として活躍した時代に比べると細いですね。
でも特徴的な打撃フォームや、特にフォロースルーなんか日本時代と同じですね!
ちなみにヤングは03年に記録した29本塁打がキャリアハイ。
見た目と違ってパワーヒッターではないので、やや物足りない感もありますけど・・・。
それでも通算打率.292、08年の引退シーズンも50試合ながら打率.280、出塁率.394と活躍しています。
怪我や糖尿病がなければもっと長くプレーできたかもしれません。
ヤングは96年にカージナルスでデビューしています。
同年のチャンピオンシップシリーズで2点タイムリー三塁打を打っています。
97年オフにエクスパンション・ドラフトで新球団のデビルレイズに移籍。
直後にレッズへトレードされています。
デビルレイズは同ドラフトでボビー・アブレイユも獲得しながらフィリーズへトレードしていますけど・・・。
そういうところで見る目がなくて、長期低迷につながってしまいましたね。
こちらはライトでの好プレー。
ファーストとレフトで400試合以上、ライトでも100試合以上に出場しています。
強面で弟が問題児で知られたので、彼も問題児っぽい印象もありますけど。
チームメイトからも人望が厚い、兄貴分的存在だったようですね。
お父さんが海軍のパイロットだったとのことで、厳しい家庭で育ったのかもしれません。
まあ、それだと弟が問題児の説明がつかないけど。笑
お父さんはアフリカンアメリカン初のF-14戦闘機操縦士ってありますから凄い人なんですね。
引退前年はナショナルズで打率.320のハイアベレージでカムバック賞も受賞しています。
そのカムバックというのも糖尿病やアルコール依存症が原因の低迷からでした。
実働13年で通算1389安打、171本塁打などメジャーリーガーとしては成功のキャリアですけど。
体調管理がきちんとできていれば、もっと大成していたのかもしれません。