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ブラッド・リッジのハイライト。奪三振率の高かったリリーフ投手

ナ・リーグのリリーフ投手の奪三振記録を作ったブラッド・リッジ
25歳でデビューと比較的遅咲きの投手です。
短命というわけではありませんが、全盛期は一瞬で過ぎ去ってしまった印象ですね・・・。

ブラッド・リッジのハイライト

02年にアストロズでデビューしたリッジ。

04年に1イニング4奪三振。
シーズントータルでも94.2イニングで157奪三振。
ナ・リーグのリリーフ投手としては史上最多の三振数だったようです。

04年のCS第6戦では3イニングを無失点。
リーグ優勝に大きく貢献しています。

05年のオールスターでは1イニング3三振。



しかし06年以降は低調で、08年にトレードでフィリーズへ移籍。
そこで41セーブ機会全てに成功するなどカムバック賞を受賞する活躍。
リーグ優勝に大きく貢献しています。

CS第4戦ではピンチの場面で登板して4アウトセーブ。

WS初戦でもパーフェクトセーブ。

ワールドシリーズを制した瞬間はリッジのハイライトですね。

翌09年は精彩を欠きましたが地区優勝。

DS、CSも勝ち進んでリーグ優勝を決めています。

ブラッド・リッジがプホルスに打たれる

04、05年の活躍でMLBを代表するリリーフ投手となったリッジですが・・・。
翌年以降は精彩を欠き全盛期は一瞬で過ぎてしまった印象です。
その低迷のきかっけと言われるのがCSでのリリーフ失敗です。

リーグ優勝が間近に迫った第6戦、2点リードの9回にアルバート・プホルスに逆転スリーランを打たれました。
結局は第6戦を制したアストロズがリーグ優勝を果たしたのですが、リッジはこのホームラン以降おかしくなったと言われます。
続くワールドシリーズでも2敗しています・・・。



実際にポストシーズンで打たれて精神的にもやられ、キャリアが低迷した投手はたくさんいますからね。
それこそ人生そのものが破たんしてしまった投手もいるぐらいです。
リッジは08年の復活でカムバックしたので、まだよかったですけど。

09年のワールドシリーズではジョニー・デーモンの好走塁にやられました。
同年のリッジは安定感がなく、三塁まで進まれたことで決め球のスライダーが投げられなくなり決勝タイムリーを打たれたと言われます。



なんだかんだで通算225セーブを記録しているリッジです。
世界一にも貢献しているし、悪いキャリアではないんですけどね。
絶頂期のインパクトが大きいだけに、キャリア中盤からの低迷が残念でした。

波田純: