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ブルックス・キーシュニック。MLB二刀流で大谷も成し遂げていない快挙も

大谷翔平選手がMLBで二刀流に挑戦するにあたり、再びスポットライトが当たったのがブルックス・キーシュニックです。
過去MLBで唯一、本格的な投打の二刀流選手としてプレーしました。



03年にリリーフ投手として42試合に登板、防御率は5.26。
打者としては76打席で3割7本塁打を打つ活躍。

04には32試合の登板で防御率は3.37。
打者としては68打席で打率.270 1本塁打を打っています。

こちらがキーシュニックの奥さん、息子さんと娘さん。

72年生まれの46歳ということで、お子さんも大きいですね。
息子さんも体格が良く見えますね!

ブルックス・キーシュニックのハイライト

アマチュア時代は名門テキサス大学で活躍したキーシュニック。
ロジャー・クレメンスらを輩出した大学ですが、キーシュニックは同大学史上最高の選手にも選ばれたようで背番号も永久欠番になっています。
93年のドラフトでカブスから全体10位指名という有望株ですが、二刀流ではなく野手としての指名です。



96年にカブスでデビューし25試合に出場。
主に代打ながら打率.345 1本塁打を打つなど活躍。
しかし当時のカブスはサミー・ソーサら外野手が豊富だったので出番に恵まれず・・・。

結局、芽が出ないまま02年30歳にして二刀流挑戦。
03年に二刀流選手としてブルワーズでMLBデビューすると史上初の快挙も成し遂げました。

交流戦ではDHとして出場してホームラン。

代打としてもホームラン。
さらに投手としてもホームランを打っており、1シーズンに投手、代打、DHでホームランを打った史上初の選手になりました!

過去には野手としてもホームランを打っており、野手、投手、代打、DHでホームランを打った唯一の選手でもあります。

こちらはMLBを代表するクローザーであるジェイソン・イズリングハウゼンから。
9回に代打で同点ツーランホームランを打っています。

こちらは当時売り出し中の若手マーク・プライアーからホームラン。
一流投手からも打っているので、彼の打撃センスは本物だったんでしょうね。

投手としては延長12回を抑えてMLB初勝利もあげています。
翌04年にも1勝をあげて、MLB通算2勝を記録しています。



キーシュニックは生き残る手段として二刀流に挑戦したので、主力として期待されている大谷選手とは立場が大きく違います。
キーシュニックはリリーフ、代打、さらには外野の守備固めという便利屋タイプですからね。

大谷選手にしても球団は投手に専念させたいでしょうし、MLBで二刀流として活躍するのは主力ではなく便利屋タイプかもしれませんね。
高額な長期契約を結ぶ主力選手に二刀流はさせたくないですからねー。(今はよくても将来的なことを考えるとね)
しかし、キーシュニックがもっと早く二刀流に挑戦していれば、どんなキャリアを歩んでいたのか気になりますね。

波田純: