戦力外通告を受けたプロ野球選手の多くは現役続行を目指すようです。
ですが、それが叶うことなく引退した選手はどのような道に進んでいるのでしょう?
戦力外通告を受けた選手を追う番組もありますが、あのような番組を見ると地獄のような印象を受けますが・・・。
まあ、テレビ的に奥さんが妊娠中とか、子供が生まれたばかりとか、先が心配になる境遇の方が画になりますからね。
ですが実際にはイメージほど過酷な境遇ではないようです。
解説者や監督コーチ
まず、真っ先に思い浮かぶ再就職先と言えば解説者や評論家、あるいは監督コーチですね。
もちろん、このような職に就けるのはごく一部の人たちです。
解説者や評論家は人気や実績がある人じゃないと、なることができないイメージです。
野球タレントも同じですね。
バリバリ活躍した実績がなくても首脳陣として残る選手もいます。
それにしても名門校出身のドラフト1位選手とか、それなりの立場である印象です。(これは本当に個人的なイメージ)
指導者としての適性も考慮されているとは思いますが、誰でもなれるものではない印象はありますよね。
まあ、アメリカや韓国など海外なら話は別でしょうけど。
球団の裏方やフロント
その他、球団に残る場合はいわゆる裏方さんや球団フロントで働くケースがあります。
わかりやすいところで言えば打撃投手とかブルペン捕手とかね。
スカウトやスコアラーのようによく聞く仕事の他、広報や営業として球団に残る選手もいます。
これにしても選手の性格を考慮した上での適性が図られているでしょう。
あとは、やっぱり出身校の縁とかもあるんでしょうけどね。
人脈を伝っての再就職
印象としてはこのケースが多そうに思いますが・・・。
プロ野球選手というのは、良くも悪くもいろんな人と知り合うことになります。
その中から再就職先を斡旋してくれる人もいるでしょう。
それこそ地元に戻れば、いくらでも仕事を紹介してもらえるかもしれません。
親の家業を継ぐというケースもあるでしょうしね。
中にはプロ野球選手として大成しなかったので地元に帰ることができない、という選手もいるようですが・・・。
変わったところでは(?)奥さんの親の家業を継ぐというケースもあるようです。
先にも言いましたがプロ野球選手はいろんな人と知り合うことになります。
だから、引退後のことも考えて奥さんを選ぶ選手もいるようですね。
そして、そういういいところのお嬢さんを紹介してくれる人もいるんでしょうね。
球団が再就職先を斡旋してくれるケースも
そして、球団が再就職先を斡旋してくれるというケースです。
裏方として球団に残るという選択肢以外でも、球団が再就職先の面倒を見てくれることはあるわけです。
それは入団時の契約とか関係なしにということですね。
というのも、球団のもとには野球好きの社長さんなどから「選手の再就職先にわが社を」という声がけっこう来るわけです。
巨人や阪神のような人気球団なら、その数はたくさんあるでしょう。
地方の球団だって声をかけてくる企業は少なくなさそうな印象ですが。
球団だって戦力外通告をして「はい終わり」ってわけではないですからね。
トライアウトを受けるなら練習施設は使わせてくれるし、その後も選手から相談があれば乗ってくれるわけです。
もちろん、引退後の進路として自分の希望が叶う選手ばかりではないでしょうけどね。
それにしてもマスコミを通じて見るような、先が見えないような過酷な現実が待っているわけではないらしいです。
それよりも所得が下がるわけですから、生活基準を下げることの方が大変なのかもしれませんね。
アメリカの有名選手でも多くが引退後に破たんすると言いますし。
所得が下がるだけでなく、チヤホヤしていた人も自分の元から去ったり、急にモテなくなったりするんでしょうからねー。
社会人出身選手はプロ入り後も堅実な生活を送るそうですけど、学生からプロの道に進んだ人は適応が大変でしょうね。