史上最高の攻撃力を誇った捕手として活躍したマイク・ピアッツァ。
ドジャース時代には野茂投手の女房役として日本でも人気だった選手です。
こちらは最後に捕手を守った06年の盗塁阻止。
全盛期から守備の評価は高くない攻撃型の捕手ですね。
04年には捕手として352本塁打を打ち、カールトン・フィスクを抜く歴代1位に。
その後、捕手としては396本のホームランを打っていますね。
マイク・ピアッツァの打撃
92年にドジャースでデビューしたピアッツァ。
MLB初ヒット。
新人王資格を持った93年には打率.318 35本塁打 112打点の大活躍で満票新人王となっています。
ちなみにピアッツァ以前の正捕手が現エンジェルス監督のマイク・ソーシアです。
95年にはオールスター初ホームラン。
96年にはオールスターMVPになっています。
96年の1試合3本塁打。
特大のホームラン。
98年シーズン途中にマーリンズへトレード。
直後にメッツへトレード移籍しました。
マーリンズでは5試合の出場でホームランは打っていないですね。
メッツデビュー戦でタイムリーヒット。
メッツでの初ホームラン。
00年にはカブスとの日本開幕シリーズで来日。
ホームランを打っています。
9.11の後ニューヨークの試合で勝ち越しのホームラン。
役者っぷりを見せていますね。
01年には通算300号も打っています。
メッツでのラストホームラン。
ちなみにメッツで220本、ドジャースで177本を打っています。
ドジャース時代の方が打っていそうなものですけど、メッツの方が実質2年ほどプレー年数が多いみたいですね。
06年はパドレスでプレーし、凱旋試合で2本塁打。
衰えもあるうえに極端な投手有利な球場と言うこともあり、あまり期待はされていなかったと思いますが。
それでも打率.283 22本塁打 68打点 出塁率.342と好成績を残しています。
通算400号もパドレス時代に打っていますね。(最終的に427本塁打)
現役ラストとなる2127本目のヒット。
代走が送られていますがアスレチックスでは1年のプレーということもあって、感傷的なムードにはなっていないですね。
マイク・ピアッツァが観客と揉める
アスレチックス時代には観客にペットボトルを投げつけられる事件もありました。
ピアッツァがファンを指していますね。
観客は当然退場処分となっています。
MLBでは選手との距離が近いので、こういう事件も少なからずありますね。
マイク・ピアッツァとロジャー・クレメンス
どういうわけか大投手ロジャー・クレメンスに滅法強かったピアッツァです。
やっぱり相性ってあるんでしょうね。
99年のホームラン。
1ヶ月後の対戦でもホームラン。
00年のグランドスラム。
そしてついに事件が起きてしまいました!
1ヶ月後の対戦でクレメンスが頭にぶつけました!
故意死球の確信が持てないので退場処分にはなっていませんが、まあ故意ですよね。
メッツ側も報復をしなかったようですが、これには批判的な声もあったようです。
さらに同年のワールドシリーズでも印象的な事件。
クレメンスが折れたバットをピアッツァに向かって投げました!
これには「ボールと間違えた」と苦しい言い訳をしたクレメンスです。
クレメンスに対して向かっていくこともなく、直後の投球にも腰が引けてしまいアウトに打ち取られたピアッツァ。
同じく犬猿の仲と言われたペドロ・マルティネスには臆病者呼ばわりされてしまう始末。
完全な被害者なのに一部ではマイナスイメージがついてしまったようで気の毒ですな。
その後の02年の対戦でもひと悶着ありました。
メッツのショーン・エステスがクレメンスに対して報復のボールを投げました。
エステスは01年オフに新庄剛志選手とのトレードでメッツにやってきた選手ですね。
00年は当事者ではなかったわけですが、チームメイトのために一肌脱ぎました。
警告試合になった後、この日もクレメンスからホームランを打って男をあげたピアッツァです。
ピアッツァは1年目の93年から、02年まで10年連続シルバースラッガー賞を受賞しています。
翌03年からは膝の故障にも悩まされ、成績も低迷しちゃいましたね。
マイク・ピアッツァのインスタ画像まとめ
それではピアッツァのインスタ投稿をピックアップ。
元プレイメイトの美しい奥さんを持つピアッツァです。
かつてはゲイ疑惑もあった男ですが・・・。
ピアッツァもイタリア系だけあって、なかなかかっこいいですね!
引退後にそこらへんのアメリカオヤジみたいになる選手とは違います。
まあ、そういうところも疑惑の原因になったのかもしれませんね。
娘さんと息子さんも美形の遺伝子を受け継いでいます。
16年にはケン・グリフィー・ジュニアと一緒に殿堂入りを果たしています。
史上最高の捕手ジョニー・ベンチ。
同じく史上最高捕手の1人イバン・ロドリゲス。
ボビー・バレンタインとトミー・ラソーダ。
ピアッツァのお父さんとラソーダ監督は親交があり、縁故指名との陰口も言われたピアッツァです。
実際にドラフト62巡目指名、全体1390位での指名ですからね。
それが史上最高の攻撃型捕手になるとは、誰も思わないでしょう。
ちなみに16歳の頃にはテッド・ウィリアムズに指導してもらえる機会もあったようで。
ピアッツァはその頃からメジャーリーガーを意識していたようですね。
何にしてもスター性のある捕手でしたね。
ステロイドの使用疑惑も付きまとう選手ですが、その時代に活躍した選手の宿命でもありますな。
近年は打力に優れた捕手も珍しくないですが、ピアッツァほど長く安定して活躍する選手はそうは出てこないでしょうね。