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マイク・ムッシーナのハイライト。球史に残る安定感を誇った名投手

通算270勝をあげ長く安定して成績を残したマイク・ムッシーナ

主要タイトルは最多勝が1度あるだけで、大エースタイプではありませんでしたけど。
フルシーズン1年目から引退するまで17年連続11勝以上という長期安定ぶりです。

マイク・ムッシーナのハイライト

91年にオリオールズでデビューしたムッシーナ。
翌92年に18勝をあげるなどエース格として活躍しています。

92年のワンヒッター。

97年のDS第4戦で7回1失点。

CSでは15奪三振のシリーズ記録。



00年オフにFAでヤンキースに移籍。

03年のCS第7戦ではリリーフで3イニング無失点。
大逆転勝利に貢献しています。

こちらは9回2アウトから交代を拒否して完投勝利を挙げるムッシーナ。
感情を表に出した珍しいシーンです。

引退シーズンである08年の本拠地最終戦ではスタンディングオベーションで送られました。
この時点では引退を表明してはいないのですが、契約最終年ですからね。
日本ではあまり見られない光景かもしれません。

その後、キャリア初の20勝を達成して引退しています。
引退シーズンの20勝は伝説の左腕サンディ・コーファックス以来のようですね。

ちなみにチームメイトには引退を表明して挑んだシーズンだったようです。
公言しなかったのは、引退行脚のような空気感で投げるのが嫌だったみたいですね。

マイク・ムッシーナの乱闘

ムッシーナのハイライトに93年マリナーズ戦での乱闘があります。
ビル・ハセルマンの頭近くに死球を与え、乱闘がスタート。

これはムッシーナの報復死球だったようですね。
当時のムッシーナは若手なので、チームメイトのために体を張る部分もあるでしょうけど。
それにしても、高めに投げたのは良くなかったですね。



またムッシーナのハイライトと言えば、惜しくも完全試合を逃したことも。

97年に9回1アウトまでパーフェクトピッチでしたが、サンディ・アロマーに打たれてしまいました。

01年には9回2アウトからカール・エバレットにヒット。
エース格ではありましたが、エースと呼ぶにはあと一歩といった印象もあったムッシーナですが。
このような大記録を逃すことが続いたのも、その印象を強めましたね。



議論されていた殿堂入りについては、将来的には確実となっていますね。
スタンフォード大学出身で頭も顔も良い名投手です。
安定感で言えば球史に残る投手ですね。

波田純: