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マーク・バーリーの完全試合や守備の好プレー!安定感抜群の技巧派左腕

抜群の安定感を誇った技巧派投手のマーク・バーリー

15年連続二ケタ勝利、14年連続200イニングという凄い記録を持っています。
しかも連続二ケタ勝利を継続したまま引退してしまいましたからね。
これは残念な引退でしたが・・・。

こちらはMLB唯一のホームラン。
DH制のないナ・リーグのプレーは1年だけということもあり、打撃でも結果を残しているタイプではありませんね。



見るからに好青年と言った顔立ちのバーリーですが、実際に人柄も良いそうです。
仲間思いで報復死球もいとわず、49試合連続6イニング以上投球の記録は井口選手にぶつけられた際の報復死球退場で途切れてしまいました。

マーク・バーリーのハイライト

00年にホワイトソックスでデビューしたバーリー。

MLB初奪三振。

初先発でMLB初勝利。

マリナーズ戦で1失点完投勝利。
12奪三振を奪っていますが、試合時間が99分という短時間で終わり話題になりました。

05年のWS第3戦では延長14回のピンチに登板してセーブを記録。
レギュラーシーズンを通じても唯一のセーブですね。

11年ホワイトソックスでの最終登板。
オフにFAでマーリンズへ移籍しています。



凱旋登板ではスタンディングオベーションで迎えられています。

8回2/3を投げて無失点11奪三振の好投。

15年開幕早々に200勝を達成し、シーズン15勝をあげています。
しかしオフに引退し通算214勝。
まだまだ活躍できるであろう投手だけに、なんとも残念な引退でした。

シーズン最終戦はボコボコに打たれて初回で降板。
198.2イニングで終了となり、確実視されていた15年連続の200イニングを逃してしまいました。
これがなければ現役続行もしていたのかなと思わされますね・・・。


マーク・バーリーの完全試合

バーリーと言えばノーヒッターと完全試合を達成していることで知られます。

07年のノーヒッター。
しかも四球で出した唯一のランナーであるサミー・ソーサを牽制でアウトにする準完全試合です。

ジャーメイン・ダイがホームラン性の打球をキャッチする場面も。
まあ、まだ2回だったのでノーヒッターのアシスト感は薄いですね。



そして09年の完全試合。

この動画じゃあわからないけど、ショートに打球が飛んだ時点で笑顔だったんですよね。
ちょっと危なっかしい打球だし、ショートのラミレスもプレッシャーだったろうな。笑

この試合では守備固めで入っていたドウェイン・ワイズが、9回先頭打者のホームランキャッチを見せています。
これは正真正銘の完全試合のアシストとなったビッグプレーでしたね!
ちなみに打者は巨人でもプレーしたゲーブ・キャプラーです。



しかも家族の前で達成しているわけですね。
まあ、MLBだと奥さんは球場観戦するのが一般的ですからね。
しかし、こうしてすぐに奥さんがグラウンドに駆けつけることができるのも素敵な環境です。

バーリーは完全試合の次の登板でも6回2死までアウトを続け、45打者連続アウトのMLB記録を作っています。
この記録は現在ヤスメイロ・ペティットが46打者に更新していますね。

マーク・バーリーの守備

ゴールドグラブ賞を4度受賞している名手のバーリー。
守備でも完全試合やノーヒッターに匹敵するようなハイライトも残しています。

足に打球を止めるとファールゾーンで股の下からバックフリップです!
咄嗟に素手でキャッチしたポール・コネルコも見事ですね!
これは本当にとんでもないプレーでした。

こちらも素手で打球を叩き落してグラブフリップ。



牽制もうまいバーリーです。

サミー・ソーサをアウトに。(ノーヒッターの試合)

こちらも見事な牽制です!

一方でこちらは満塁の場面でコケてしまうバーリー。
ボークで失点となってしまいました。



17年には背番号56がホワイトソックスの永久欠番になっています。
主要タイトルの受賞もなく、通算防御率は3.81で支配的な投手ではなかったことから殿堂入りの可能性は低いのかもしれませんが・・・。



まあでも、防御率だけならバーリーよりも悪いジャック・モリスが殿堂入りしましたからね。
バーリーに関しても殿堂入りが議論されることにはなってもらいたいし、それだけの投手だと思います。

波田純: