先発やクローザーとして活躍したライアン・デンプスター。
引退シーズンはレッドソックスでプレーし、世界一メンバーになっています。
こちらはデビッド・オルティーズに破壊された電話で遊ぶデンプスターとジョニー・ゴームズ。
彼らは人望も厚い選手で知られ、ムードメーカーとしても貢献したと言われる男です。
ジョークが好きでファンサービスも良い選手で知られました。
しかしオルティーズはとんでもないな。笑
この件に限らず彼はよく審判に文句を言っていましたけど。
彼のような一流打者で頻繁に審判に文句言う選手は他にいないでしょうね。
ライアン・デンプスターのハイライト
98年にマーリンズでデビューしたデンプスター。
00年に14勝、01年に15勝をあげるなど将来を有望視された投手ですね。
その後は故障もありクローザーに転向し通算87セーブをあげています。
07年の地区優勝に貢献。
翌08年から先発に再転向し、いきなり17勝をあげる活躍です。
09年の1イニング4奪三振。
10年に通算100勝を達成。
最終的に132勝をしています。
引退シーズンの13年には通算2000奪三振も記録しています。
引退後の17年WBCにはカナダ代表としてプレーしています。
これは意外な出来事ですね。
ライアン・デンプスターがA・ロッドに故意死球
デンプスターで印象な出来事と言えば、アレックス・ロドリゲスへの故意死球です。
当時のA・ロッドは薬物問題もあり激しいブーイングを受けていた時期です。
デンプスターも個人的に許せなかったのか、故意にぶつけています。
3球連続でインコースに投げ、4球目にぶつけていますね。
これに対して「なぜ退場ではないんだ」と猛抗議したジラルディ監督が退場に。
日本だとどこに投げたか、いわゆる危険球が退場の基準になります。
でもMLBだと故意かどうかが基準になるので、頭部死球でも退場にはなりません。
このデンプスターに関しては明らかに故意なのですが、審判は警告にとどめています。
だからジラルディ監督は猛抗議しているわけですね・・・。
まあ、ルール上は警告でも退場でもどちらでも良いケースだとは思います。
ただ審判の仕事はスムーズに試合進行をさせることですからね。
当時のA・ロッドの状況、そして球場がボストンということを考えてもデンプスターを退場させたら球場が荒れますからね・・・。
これは審判の正しい判断と言えると思います。
一方でジラルディ監督もこの猛抗議で男を上げています。
ジラルディ監督は普段はどうだか知らないけど、グラウンド上では選手のことを考えて行動する監督でしたね。
この猛抗議だって監督の立場を考えると当然の行動なのかもしれませんが、なかなか出来ることでもありませんからね。
さらにA・ロッドもその後の打席でデンプスターからホームランを打って男をあげています。
まあ、男が上がってはいないかもしれませんが。笑
これまでのA・ロッドだと注目されると打てない印象があっただけに印象的なホームランです。
クローザー時代はやや安定感に欠いた投手ですが、先発再転向後は活躍して投手寿命も伸ばしています。
若手時代よりも良い投手になっていたと思われる。
どうやらスプリッターを効果的に使えるようになって、ピッチングの幅が広がったようです。
怪我で低迷した時期はあったわけですが、良いキャリアを送っていますね。