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ラウル・モンデシーの強肩やホームスティール。問題児メジャーリーガー

90年代に活躍した5ツール・プレーヤーのラウル・モンデシー
通算200本塁打200盗塁、30-30も2度(1度は日本で言うトリプルスリー)も達成しています。

性格に難があったとも言われる選手ですが・・・。
そういうタイプは例外なく他のメジャーリーガーと比較してもトップクラスの才能の持ち主です。
問題児はその才能を開花させないケースの方が多いのですが、モンデシーは十分な活躍を見せていますね。

ラウル・モンデシーのハイライト

主にドジャースで活躍したモンデシー。

こちらは9回に同点スリーラン、延長11回にサヨナラホームランという大活躍です!
99年には移転が決まっていたライバルのジャイアンツの本拠地キャンドルスティック・パークのラストホームランを打っています。

モンデシーも同年はゴタゴタ続きだったようで・・・。
オフにはショーン・グリーンとのトレードでブルージェイズに移籍しています。

そのブルージェイズ時代にはヤンキース戦でホームスティールを決めています!
しかもこれで同点ということなので価値ある場面ですねー。
完璧なスタートでした。



また、02年にはそのヤンキースへトレードされているモンデシー。
ヤンキースでは代打に出されたことに激怒して試合中に球場を去るという問題行動に出ました。
さらに移動するためのチャーター機にも遅刻するというおまけつき。
当然のように、次はDバックスにトレードされています。

ちなみに守備ではゴールドグラブ賞を2度受賞しているモンデシー。
特にMLB屈指の強肩で知られた選手ですね。
94年には新人王にも輝いています。

ラウル・モンデシーが裁判沙汰に巻き込まれる

モンデシーのエピソードに、04年にアマチュア時代の指導者から「約束の報酬を支払っていない」として裁判を起こされる出来事があります。
なんかメジャーリーガーになったら年俸の一部を払うと約束していたとかなんとか・・・。
結局これは64万ドルの支払い命令が出たのですが問題はここから。



この出来事があったモンデシーはシーズン中に関わらずドミニカに帰国。
いつまでも帰ってこないのでパイレーツは解雇。
するとモンデシーはすぐにエンジェルスと契約しました。

これには低迷しているパイレーツを出たかっただけでは?という疑惑が向けられてしまいました。
まあ、怪我もありエンジェルスではまともにプレーすることもなく、翌05年に引退しています。



現在は同名の息子がロイヤルズでプレーしています。
ただ父と違って打力がなく、好守の内野手とはいえレギュラー定着を果たせていません。

本人もドミニカで政治家に転向し市長になるも、公金の着服で逮捕されるという相変わらずの問題児っぷりです。
画に書いたような転落キャリアを送っていますね・・・。

波田純: