マーリンズの正捕手J.T.リアルミュートがフィリーズへトレードされました。
昨年はイエリッチ、オズナ、スタントンという最強外野陣を解体して話題になりました。
解体だけでなく交換相手がさほど魅力的ではなかったことも批判の理由になりましたが・・・。
それを思うと今回のフィリーズ放出は、有望株の価値が高まった現代においては十分な見返りがあったと思われます。
リアルミュートの交換相手3選手
まずは捕手のホルヘ・アルファロ。
元々はレンジャーズの有望株で、コール・ハメルズとのトレードでフィリーズに移籍しています。
すでにフィリーズの正捕手格としてプレーし、元々定評のあった打撃は平均以上ですね。
守備は強肩で知られる捕手です。
リアルミュートの放出も最小限のダメージにとどまっていますね。
将来性もあるので彼を獲得できたのは大きいと思われます。
そしてフィリーズ最高の有望株と評価されているドミニカ人右腕のシクスト・サンチェス。
まだ20歳と若いですが、身長は180センチそこそことメジャーリーガーとしては小柄の投手みたいですね。
ペドロ・マルティネスと比較され、将来はエースへと成長が期待される選手です。
18年はA+で8試合の先発46.2イニングを投げて4勝3敗 防御率2.51 45奪三振。
故障もあり6月前半でシーズン終了させたようですね。
まあ、小柄な体格もあり故障が不安視されたこともトレード放出を決断した理由でしょう。
ただマーリンズとしてもハイリターンとなる可能性もある逸材に変わりはありません。
もう1人のウィル・スチュワートは、身長188センチの左腕。
15年のドラフト20巡目指名で入団していますが、まあ、高卒なので指名順位は下がるのは仕方がないですね。
18年はAで20試合に先発113.2イニングを投げて8勝1敗 防御率2.30 90奪三振を奪っています。
18年に成長した投手のようなので、このまま順調に成長してメジャーリーガーになってもらいたいですね。
あとはスロットマネー(海外アマチュアFA選手を獲得するときに使える金額枠)も獲得したようです。
近年は有望株の価値があがっているので、マーリンズとしては十分な見返りを獲得しましたね。
フィリーズもそれだけの出血を決断したということは本気だったということです。
一方で捕手をグレードアップさせ、NO.1有望株とはいえ故障が不安視されている投手だけに悪くないトレードでした。
フィリーズは大物FA2人を獲得するのか?
フィリーズの本気具合がわかったところで注目されるのがブライス・ハーパー、マニー・マチャドの獲得です。
ショートにはマリナーズから獲得したジーン・セグラがいるので、マチャド獲得ならサードかな。
サードには元有望株のマイケル・フランコがいますが、伸び悩んだこともあり放出されてもおかしくはありません。
そしてハーパーを獲得するならニック・ウィリアムズが第4の外野手になるだけなので、ポジション的な弊害はありません。
17年にブレイクしたアーロン・アルテールが低迷したのも痛かったですね・・・。
アンドリュー・マカッチェンをまさかの好待遇で獲得したフィリーズだけに、ここまでくると大物2人のどちらかも獲得しちゃうかもしれませんね。
今オフも静かな展開だっただけに、そろそろ大きな動きがあるかもしれません。
どちらかが決まればもう1人もすぐに決まるかもしれませんけど。
フィリーズは以前から有力移籍先として名前があがっていたので、先にマチャドを獲得しちゃうかもしれませんね。