広島からFAで移籍して注目が集まっている丸佳浩選手ですが。
原監督が2番起用を示唆していることも話題になっています。
近年は日本でも2番に強打者を置く戦術が注目されていますね。
巨人でも2年前に2番ケーシー・マギーという打順が注目され結果も残しています。
なぜ2番に走者を送れる選手を置くのか
一般的に2番打者と言えば、走者を進めることに長けた選手が務めるイメージの強い打順です。
単に長打のない巧打者というならまだしも、出塁能力自体が低い選手が務めることも珍しくはない印象です。
では、なぜ2番にバントを含めた進塁打を打つことに長けた選手が務めるのが一般的なのかというと・・・。
それには様々な理由があるとは思いますが、ざっくり言うとボールが飛ばなくて得点が少ない大昔の戦術が、いまでも残っているというわけです。
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— 読売ジャイアンツ(Giants) (@TokyoGiants) 2019年2月1日
数年前のNPBでもボールの飛ばない統一球が話題になり、極端な投手有利の時期がありましたね。
あのような時代であれば1点が入るだけでも試合を有利に進めることができるので、それなりに意味のある戦術だったわけです。
それが現代では初回に1点取ったからといって、勝敗に大きく影響するかと言えばそうでもないわけです。
同点の8回裏ノーアウト1塁でバントというのであれば、成功すればベンチも盛り上がるでしょう。
でも初回のノーアウトで送っても、ベンチが盛り上がるかと言えばそうでもないですからね。
1点が勝敗に大きく影響する場面ならともかく、そうでないならバントにこだわる必要もないということですね。
それよりも先発投手の立ち上がりが不安定な初回に、2点以上狙った方がいいじゃないかというのも2番強打者論には含まれています。
まあ、単純に打力のある打者(3、4番)の前に出塁能力のある打者を置いた方がいいというわかりやすい理由もあるでしょう。
2番強打者論とは
近年のMLBでは2番強打者論という声も珍しくはありません。
といっても、僕がMLBに興味を持った05年くらいからすでに日本でイメージするような2番打者なんてほとんどいませんでした。
そもそもNPBに比べても競争が激しいので、レギュラー陣は打力のある選手ばかりですからね。
2番にも打率3割20本塁打近くが期待できるデレク・ジーターみたいな選手がいたわけです。
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ですが、現代で言われるようになった2番強打者というのは、チーム最強クラスの打者が2番を打つようになってきたということです。
ヤンキースのアーロン・ジャッジ、エンジェルスのマイク・トラウトみたいに。
まさに2番丸みたいなものですね。
もちろん「2番に強打者を置けるぐらい層の厚い打線」と言えなくもないのでしょうが。
それにしても2番に最強打者を置くというのは、新しい戦術として定着しつつあるのかもしれませんね。
ちなみに打順と得点の関連性に対する統計というのもいくつかありますが、イメージするほど打順と得点の関連性ってないんですよね。
ただ統計というのは選手の心理面までは測ることができませんから、なんとも言えないところですが。
まあ、僕には統計学の知識があるわけではないので難しい話題ですね。
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個人的には初回からバントよりも、積極的に打つ方が好きですけどね。
特に出塁能力が低い2番打者だと、1番がアウトになったらテンション下がりますしね。笑
それだけは勘弁って感じなんですけど。
巨人の2番丸起用というのも、必要以上に注目されると思います。
それにしても、やっぱりキーとなるのは1番打者なわけで・・・。
前を打つ1番打者が打てないと意味ないですからね。
巨人の場合は吉川尚輝選手が予定されているんでしょうけど、彼がどこまで飛躍を遂げるかですね!