松坂大輔のMLB時代の投球や打撃。調整法を巡り球団を怒らせたことも

MLBではレッドソックスなどで計8年間プレーした松坂大輔投手。
8年もプレーしていた印象がありませんな・・・。

故障もあれば調整法などの適応に苦労した印象もありますね。
特にレッドソックス時代に球団の方針を批判して激怒された件は印象的でした。

松坂大輔のハイライト

07年にレッドソックスでデビューした松坂投手。

デビュー戦は7回1失点10奪三振の好投で勝利投手になっています。

同年のワールドシリーズでは勝利投手になっています。
これは日本人投手としては初の快挙です。

こちらはガムを帽子につけられる定番のイタズラ。
ワールドシリーズの大舞台でこれですから、雰囲気も良かったんでしょうねー。
実際に世界一になりましたし。



15勝200イニング200奪三振と活躍して新人投票は4位に。
日本のスター選手ということで新人王投票は不利になるわけですが、ペドロイアに次ぐ2位でもおかしくはない数字でした。

飛躍が期待された08年には、18勝3敗 防御率2.90と活躍。
その一方で投球イニングは1試合平均6回未満で「史上最も価値のない18勝」とキツイ声もありました。
まあ、良くも悪くも歴史的なシーズンを送りましたね。


13年からはメッツでプレー。

6回10奪三振。

延長11回から3イニング無失点。

7回無失点。

牽制でアウトに。

こちらはカーブで見事なストライク。


松坂大輔の打撃

松坂投手は打撃が得意なことで知られます。
西武時代にも代打でヒットを打ったことがありましたね。

ワールドシリーズでも満塁の場面でヒットを打っています。

フィリーズのエース、コール・ハメルズから移籍後初ヒット。
MLB移籍時にはナ・リーグで打席が見たいという声も多かったのですが・・・。
このときはまったく話題にもなりませんでしたからね。
時の流れを感じたものです。

バットを折りながらのタイムリー。

こちらもナイスバッティングです。
打数が少ないですが、それでもMLB通算7安打、打率も.189と打撃でも結果を残していますね。

松坂大輔の球団批判

MLB時代の松坂投手を象徴するのが、09年の球団批判です。
「日本では投げ込みで肩を作ってきたのに、投げ込みをさせてもらえない」。
「このままでは日本時代のような投球ができないかもしれない」というような感じですね。
これがなぜ球団を激怒させたのかというと・・・。



球団の言い分としては「基礎体力をきちんとつければ、投げ込みはOK」という方針だったようです。
実際に1、2年目はある程度松坂投手に任せていたようですが、故障や疲労によるパフォーマンスの低下もあったので、まずは基礎体力を作れという方針だったようです。

体重オーバーで体が出来ていないのに、投げ込みはさせられないというわけですな。
それが松坂投手としては、投げ込みで肩を作ればそれでOKという食い違いがあったようで。



松坂投手と言えば太りやすい体質とも言われていますが、当時もマシュマロマンなんて言われていましたからね。

そもそも自分の失敗を他人のせいにするのは、アメリカで嫌われることとされます。
実際に球団が悪い可能性はあるのですが、それにしても不用意な発言だったことに変わりはありませんでしたね。



ちなみにイチロー選手なんかは、いまでもインタビューの際には通訳が付くことで知られます。
これはニュアンスの違いで、タブー視されるような発言をしないように配慮していると言われます。

日本では問題ない発言だけど、アメリカでは駄目ってケースもあるわけだし難しいところですね。
(ちなみに松坂投手は日本のメディアに語ったものが、アメリカで翻訳されて伝わった)



まあ、故障に関しては日本時代の勤続疲労もあったでしょうからね。
それにしても球団と揉めたので印象が悪くなったのは残念です。
日本球界復帰後18年は久しぶりに復活の兆しも見せて話題になったので、19年も注目ですね。

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