日本人メジャーリーガーのパイオニアである野茂英雄投手。
日本でトップクラスの実績があり年齢的にも若い選手としては、初のMLB挑戦でもありました。
こちらは1試合17奪三振を記録した試合。
MLBでも2度の奪三振王に輝いていますね!
野茂英雄のハイライト
95年にドジャースでデビューした野茂投手。
1年目からオールスターの先発という大役も任されるほど好調。
2回を無失点に抑えています。
先発予定だったグレッグ・マダックスの怪我があったとはいえ、それにしてもオールスター先発は凄いことですからねー。
また、何と言っても印象的なのが96年のノーヒッターです。
雨で試合開始も遅れ、しかも球場は究極の打者有利で知られるクアーズ・フィールドでの達成です。
高地にあるので気圧の影響で打球が飛びやすく、変化球が曲がりにくいという球場です。
投手にとっては地獄ですが、打者も全力疾走するとかなり疲れるみたいですね。
現在も同球場でのノーヒッター達成者は野茂投手だけです。
01年もオリオールズ戦でノーヒッターを達成。
両リーグでの達成は史上4度目で、その後ランディ・ジョンソンが5人目の達成者になっています。
またオリオールズの本拠地、カムデン・ヤーズでの達成者も野茂投手だけのようですね。
03年には開幕戦で完封勝利。
同年は16勝をあげるなどエースとして活躍するもオフに肩の手術。
そこからの復活は出来ませんでしたね。
08年にロイヤルズで3年ぶりにMLB復帰を果たし3試合に登板し引退となっています。
野茂英雄の打撃
打撃の方も悪くはなくMLB通算4本のホームランを打っています。
こちらがMLB初ホームラン。
日本人メジャーリーガーとしても初のホームランですね。
02年ジェイク・ピービーからホームラン。
WBCでイチロー選手が先頭打者ホームランを打った投手ですね。
03年にホームラン。
最後のホームランは04年にヤンキース戦で。
投げては松井秀喜選手にホームランを打たれています。
MLB挑戦への経緯から日本球界からは村八分のような扱いを受けたとされる野茂投手です。
その一方で多くの選手がエールを送っていたのも事実で、期待通りの活躍を見せてくれました。
95年と言えばちょうどストライキ明けでファン離れが進んでいたシーズンです。
リプケンの連続試合出場記録と共に、野茂フィーバーもMLBの人気復活に貢献したとされます。
個人的には知名度抜群のOBなので、WBCのコーチをやってもらいたいんですけどね。
野球の普及活動のための大会なので、母国の顔的な選手が首脳陣になってもらいたいのですが・・・。
日本代表はサムライジャパン化したし、その可能性は限りなくゼロに近いのが残念なところです。