通算563本塁打の殿堂入りホームランバッターであるレジー・ジャクソン。
髭と眼鏡の威圧感のある風貌でビッグマウス。
それでいて大舞台に強いパワーヒッターなんだから人気も出ますよね。
ヤンキース時代は名将ビリー・マーチン監督と折り合いが悪かったと言われています。
どちらも個性的な性格ですからね。
マーチン監督と言えばオーナーのスタインブレナーと衝突を繰り返し、5度就任して4度解雇されたというエピソードの持ち主です。
そのうち1度はレジーと揉めたことが原因でクビを切られたようですね。
当時のヤンキースはハチャメチャだったようで、面白エピソードとして語り継がれています。
レジー・ジャクソンのハイライト
67年にアスレチックスでデビューしたレジー。
翌年からレギュラーに定着し、アスレチックス黄金期の主砲として活躍しています。
こちらは74年ワールドシリーズでのホームラン。
こちらは71年のオールスターでの特大ホームラン。
専門家によると約155メートル飛んだとのことですが、MLB史上に残る特大ホームランの1つです。
アスレチックスからヤンキースに移籍するまで、オリオールズで1年ほどプレーしています。
同年はキャリア最多の28盗塁を記録していますね。
通算228盗塁で20盗塁以上も4度記録するなど、意外と盗塁が多いですね。
レジーはアスレチックス、ヤンキース、エンジェルスと3球団でホームラン王になっています。
3球団というのはMLB史上唯一の快挙です!
エンジェルス移籍後、ヤンキースタジアムへの凱旋試合でホームランを打っています。
通算500本塁打。
引退シーズンはアスレチックスに復帰。
最終打席でヒットを打って、通算2584安打を記録しています。
レジー・ジャクソンのワールドシリーズ3連発
レジー・ジャクソンと言えば何と言ってもヤンキース時代の77年。
世界一に大手をかけたワールドシリーズ第6戦での3打席連続ホームランです!
しかも3投手からすべて初球打ちでのホームランです。
ちなみに第5戦の最終打席でもホームランを打っていたようなので、四球を挟んでの4打席連続ホームランだったようですね。
第4戦でもホームランを打っていてシリーズ計5本塁打。
これはMLBタイ記録となっています。
また翌78年のワールドシリーズでも魅せてくれました。
まずは第1戦で特大のホームラン。
第2戦では9回2アウト逆転のチャンスという場面で、ドジャースのボブ・ウェルチから9球粘るも三振ゲームセット。
ウェルチを称えたうえで「借りは返す」と宣言すると、第6戦でウェルチからホームランをかっ飛ばしました!
大舞台での活躍で2年連続世界一に大きく貢献しています。
ヤンキースには5年間の在籍ですが、ヤンキースのイメージが強い男ですね。
ヤンキース在籍最終年の81年もワールドシリーズでホームランを打っています。
傲慢そうなイメージがあるレジーですが、ファンサービスは良かったと言われています。
また大打者らしく審判への態度も素晴らしく、抗議をするときも周りからはわからないようにしていたようですね。
華もあるし人気があったのもわかる大打者ですね。
リアルタイムで見たかった選手の1人です。