ファウスト・カーモナの偽名でプレーしていたロベルト・ヘルナンデス。
年齢も3歳ほどサバを読んでいたようですね。
若く偽証することで契約金が上がったり、そもそも年齢的に偽証しないとチャンスがもらえないケースもあるわけですね。
いずれにしても本人というか、悪い代理人みたいな人が主導でやっていることですね。
中南米の選手の薬物問題というのも、そういう人が主導でやっているとされます。
まあ、選手としても家族や親族の生活のためにお金を稼がないといけないプレッシャーもあるわけですからね。
まだ子供である選手を利用する悪い人達だって、生活のためということもあるでしょうし。
そういうのは日本人にはわからない感覚ですし、一概に彼らが悪いとも言い切れないと思いますが・・・。
過去にはまったく同じ戸籍の選手がすでにプレーしていて、偽証が発覚したというギャグみたいなことも起きているようです。
ロベルト・ヘルナンデスのハイライト
06年にインディアンスでデビューしたヘルナンデス。
セットアッパーとして活躍するも、クローザーとして3試合連続サヨナラ負け。
先発でも結果を残せず、終わってみれば1勝10敗と残念な結果になっています。
しかし07年は人が変わったように好投を続け19勝をあげています!
DSでも羽蟻が舞う中でA・ロッドから三振を奪うなど9回1失点の好投。
チェンバレンが大崩れした試合で有名ですが、これは仕方がないですね。笑
その後も先発投手として投げるも伸び悩み。
12年に偽名が発覚して、ビザ偽装で逮捕されてしまいました。
13年6回1失点の好投。
レイズでも6勝13敗と結果を残すことが出来ていませんね。
14年はフィリーズとドジャースでプレー。
7回1/3を無失点。
フィリーズではまずまずのピッチングでしたが、ドジャースでは結果を残せず。
8勝11敗 防御率も4.10となっています。
ブレーブスのデビュー戦は5回3失点で勝利投手。
これがMLBラスト勝利となってしまいました。
強烈なピッチャー返しをナイスキャッチ。
中日のアルモンテは初ホームランをヘルナンデスから打っています。
言われないと誰かわかんないですね。笑
ロベルト・ヘルナンデスの乱闘騒ぎ
カモーナ時代にはゲイリー・シェフィールド相手に乱闘をしています。
このピリピリムードから故意死球であると思われますが。
その後、シェフィールドを挑発するように牽制して乱闘になってしまいました。
こんな大打者を相手に喧嘩するとは、肝が据わっていますねー。
一方こちらはスターリン・カストロに死球を与えて一発退場。
警告試合ではないようなので、一発退場は厳しいですね。
ヘルナンデスが挑発でもしたのかと思ったけど、そうじゃないみたいだし。
前の打席ではホームランを打っているカストロですが、マナー違反を犯したわけでもないですしね。
ヘルナンデスはなんでぶつけたんだろう?
しかもドミニカの後輩なのに。
しかしまあ、ほとんど1発屋のような印象のキャリアになってしまい残念ですね。
身分詐称に関しては彼だけの責任じゃないし、そうしないとチャンスがないなら選択してしまう気持ちもわかりますけど。
19勝をあげた07年が出来過ぎだったのかもしれませんね。