職人気質の巧打のサードとして活躍したビル・ミラー。
サードとしてはパワーがありませんが、通算打率.291、出塁率.373。
オールスターの出場はゼロという比較的地味なタイプの選手ですね。
ビル・ミラーのハイライト
96年にジャイアンツでデビューしたミラー。
フルカウントからグランドスラム。
後ろがバリー・ボンズなので甘くなってしまいましたね。
00年には新球場であるAT&Tパークで、ジャイアンツの選手初ヒットを記録。
03年にレッドソックスへ移籍。
打率.326で首位打者になっています。
1試合3本塁打で9打点。
史上初の1試合両打席グランドスラムを達成しています!
サヨナラ二塁打でジョニー・デーモンが好走塁。
04年マリアノ・リベラからのサヨナラホームランです!
ビル・ミラーのCS同点打
ミラーのハイライトと言えば、やはり04年のCS第4戦です。
4連敗目前の9回にマリアノ・リベラから同点打ですね。
まずは代走のデーブ・ロバーツが盗塁。
ザ・スティールと語り継がれる盗塁ですね!
そしてその直後に同点打です!
ロバーツの盗塁やオルティーズの神がかり的な打撃がクローズアップされることが多いですけど。
あの場面でしっかりと結果を残したミラーも凄いですね!
05年も活躍、06年にドジャースに移籍すると怪我の影響で突然の引退となっています。
15年からカージナルスの打撃コーチを務めていましたが、18年シーズン途中に解任されてしまいましたね。
現役時代は引退の原因にもなった膝の故障に悩まされ、欠場も多かった選手です。
それでも安定した成績を残していたので、健康だったらもっと偉大な打者になっていたかもしれませんね。