ロッキーズのエースとして活躍したウバルド・ヒメネス。
全盛期は一瞬で過ぎ去ってしまいましたね・・・。
それでも通算100勝をあげてはいるのですが、低迷が残念だった投手です。
こちらはドラゴンズでも活躍したチェン・ウェインかな?
ウバルド・ヒメネスのノーヒッター
06年にロッキーズでデビューしたヒメネス。
09年のWBCではドミニカ代表としてオランダ戦でWBC記録の1試合10奪三振を記録。
シーズンでも15勝をあげエースとして飛躍しました。
翌10年にはロッキーズの球団史上初のノーヒッターを達成しています!
このときは5回まで6四球を与えながら6回からセットポジションに変えて投球も安定。
その後は走者を出さないままノーヒッターとなっています。
ノーヒッターには好プレーが付き物ですが、この日はデクスター・ファウラーが魅せています!
7回先頭の打球を見事なキャッチです!
ロッキーズと言えば極端な打者有利のクアーズ・フィールドを本拠地に持つことで知られ、投手が育ちにくい環境です。
FAでも好投手が来てくれないので、ヒメネスのようなどこの球団でもエースになれるような投手は出てこないですね・・・。
(クアーズ・フィールド史上唯一のノーヒッターを達成しているのが野茂投手)
ヒメネスも10年には19勝をあげるも、翌年は故障もあってか低迷。
結局は当時のピッチングを取り戻すことはできませんでしたね・・・。
ウバルド・ヒメネスの投球
11年シーズン途中にインディアンスへ移籍したヒメネス。
6回2/3を投げて13奪三振。
7回10奪三振。
インディアンス時代の13年に通算1000奪三振を記録していますね。
98 pitches in 8 innings.
Ubaldo Jimenez brought that efficiency tonight: https://t.co/RnWL8JXn1x pic.twitter.com/F4fWX43N4p
— MLB (@MLB) 2017年6月30日
7回9奪三振。
8回無失点。
16年にはロングリリーフでキャリア唯一のセーブを記録。
同年のDSではサヨナラホームランを打たれるシーンも。
最強クローザーのザック・ブリットンを出し惜しみした監督の采配が批判されました。
ウバルド・ヒメネスの退場
15年には報復死球を与えて退場になったこともありましたね。
これはサンドバルが併殺崩しの危険スライディングをしたことがきっかけです。
セカンドのジョナサン・スコープは完全に走者の方を見ていなかったですからね。
技術的なことがわからないので、スコープの準備不足なのかどうかはわかりませんが・・・。
いずれにしても、現在ならサンドバルのスライディングはルールで禁止されています。
まあ、ヒメネスの報復もやむなしだけど、上半身に投げたのはよくなかったですね。
17年オフになると、18年はMLBで投げることはなかったヒメネスです。
通算114勝117敗と負け越してもいますね・・・。
全盛期は一瞬で過ぎましたが、当時はMLBを代表する投手になれる逸材と思われたので残念でしたね。