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MLBで日本人投手が死球をぶつけたときに話題になるのが「死球をぶつけても謝らない」というMLBの文化です。
日本では死球の直後に打者に謝るのが当たり前の光景です。
MLBでも思わず謝ってしまった日本人投手がいるように、自然と謝ってしまいますよね。

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彼らは故意だろうと故意でなかろうと、死球を与えても謝ることはありません。
なぜ彼らは死球で謝らないのかといえば、大きく2つの理由があるとされます。

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故意死球が黙認されている

NPBとMLBの大きな違いに故意死球が珍しくないということがあります。
普段は謝って故意死球のときには謝らないなんてことになったら、余計に乱闘の火種になるだけですよね。
と言っても、日本でも故意死球はあるわけですが、故意でも謝っていそうなものです。

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例えば有名なクロマティの乱闘も故意死球と言われているのですが。
改めて見ると宮下投手は謝ってはいないですね・・・。

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こちらもベイスターズのマナー違反に対して、2連続で故意死球では?と話題になったシーンですが・・・。
これも謝っていないですね。
まあ、カメラに映っていないだけかもしれませんが、故意死球だと謝らないものなのかな?

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こちらはMLBの試合で、現巨人カミネロの故意死球。
しかもこの試合2つめの頭部死球なのですが、謝るどころか退場に不満げです。
まあ、これは極端な例ではあるんですけどね。

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さすがに頭部死球になると「なんてこった」と態度に出すことはあるのですが、それでも試合中に謝罪はしないのが一般的です。

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ちなみに結構、勘違いしている人も多いと思いますけど。
謝罪しないと言っても、その場で謝らないだけです。
日本と同じように試合後など別の機会では謝罪はしているようです。
まあ、故意死球なら謝罪はしないでしょうけどね。

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対戦相手に動揺を悟らせないため

そしてもう1つの理由として、相手に動揺を悟られないためというものがあります。
死球に限ったことではないのですが「悪いことをしてしまった」というのを顔に出すと、相手が精神的に優位になります。
だからチームメイトだって味方投手が謝罪する姿を見たくはないのです。

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例えば、ストライクコールに不満げな姿を見せた打者って、もうその打席では打てそうにないじゃないですか。
まあ、審判のせいで打てなかったという風に見るファンもいるでしょうけど、かっこいい姿ではないですよね。
打者がそういう姿を見せると相手投手も自信を持って投げ込めますし、相手に精神的動揺は見せない方がいいわけです。

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エラーをしたときもそうですが、こんな勝敗に大きく関わるタイムリーエラーでも我関せずの態度をとっています。笑
日本人だと「怒られるのが嫌だ」とか「申し訳ない」とか「恥ずかしい」とか、いろいろな気持ちで動揺が顔に出てしまいます。
それこそポーカーフェイスだと「反省していない」って叩かれますからね。

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しかし彼らはなんとか動揺を悟られないようにして、相手に精神的優位に立たせないようにするわけですね。

死球のときも同じです。
謝ったら次打者は「わざとじゃないんだな」と安心して、外角狙いで打席に立つことができます。
だけど、謝らないなら「怒っているのかな?」「俺も内角に来るのかな?」とちょっと不安になりながら打席に立つことになるかもしれません。
いずれにしても、謝ることによって相手に精神的優位に立たれることがあるわけです。

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打者は故意死球に気が付く

そもそも打者というのは、故意なら故意で気が付くし、故意じゃないならそのこともわかります。
だから投手は謝罪をしなくても目で「ごめんね」と訴えるだけで相手に気持ちも伝わります。
打者もわざとじゃないことがわかるので怒りはしないわけです。

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こちらは引退間近のデレク・ジーターに当ててしまった、元チームメイトのジョバ・チェンバレン
さすがに何やら謝罪をしていますけど。
基本的にはその場では謝罪せずに試合後に謝罪するわけですね。

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こちらは死球に声を出す青木宣親選手。
後ろの女性も心配そうです。
国民性の違いもあるのですが、彼らは極力痛がるような素振りを見せません。
だから声を出して痛がるのは自然な光景に見えて、意外と珍しい光景になります。
上記の青木選手のときもそうですが、トレーナーが飛んでくるようなこともないですしね。

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ちなみに審判にも痛そうにしてはいけないというマナーがあるとされます。
とにかくたくさんのマナーがあるMLBです。

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死球で謝罪をしたら報復される?

先にも言いましたが、MLBでは死球をぶつけても投手は謝罪しないというのが暗黙のルールになります。
そして暗黙のルールといえば、それを破ると報復されるというようなイメージがあるかもしれませんね。

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ですが、相手投手が謝ったからといって報復するようなことはありません。
(怪我をさせた場合はその限りじゃないけど)
謝罪をしたところで相手選手が嫌な思いをすることはないですから、それが原因でやり返すなんてことはないわけです。
試合が終わればチームの先輩から理由を説明されたうえで「もう謝るな」と言われるぐらいのものでしょう。

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暗黙のルールは山ほどあり「投手がノーヒットを続けている場合、そのことを口に出してはいけない」みたいな日本でも言われているようなこともたくさんあります。
暗黙のルールというのは首脳陣、審判を含め全員のプライドを尊重するためのマナーみたいなものです。

野球は他のスポーツと比べても試合数が多く、同じ相手と何度も顔を合わせることになります。
だから、なるべくみんなが嫌な思いをしないようにマナーがたくさんあるわけですね。

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