東スポがイチロー選手がシーズン中に解雇される可能性についての記事を掲載していましたね。
イチロー「戦力外」も マリナーズ地元紙が報じる https://t.co/Sj8GtsUJG0 #tospo
— 東スポWeb 芸能社会ときどきスポーツ (@tospo_ent) 2018年4月17日
はっきりと言えばシーズン中に解雇される可能性は90%以上です。
それは開幕前にマリナーズの入団が決まった時点から、既定路線と言っても良い出来事なのかもしれません。
問題なのは解雇されるかどうかではなく、いつどのような形で解雇されるかです。
戦力外にネガティブな印象はない
さて、今後イチロー選手が解雇されるとアンチがウキウキになるのが目に見えますね。笑
日本ではシーズン中の解雇なんて、余程の不祥事を起こすか外国人選手相手ぐらいのものです。
かなりイメージの悪い出来事になるのですが、MLBではそんなことはありません。
例えるのは難しいけど、必ずしもマイナスイメージが付きまとうものではないですね。
My oh my! Ichiro is reportedly nearing a deal to return to the #Mariners. Club hasn’t confirmed. https://t.co/uDmBbtZ9dW pic.twitter.com/F5zFN3XS9M
— MLB (@MLB) 2018年3月5日
僕がイチロー選手がシーズン中にマリナーズを去る可能性は100%に近いと言えるのも、何も成績面やパフォーマンスを考慮しているわけではありません。
チーム事情や現在のMLB市場を考えると当然の流れなのです。
いまのイチロー選手が全盛期並みに打って守って、それで始めて年間を通じてマリナーズでプレーする可能性が出る。
というぐらい、現在の状況は厳しいわけです。
Ichiro isn’t done yet!
He will be included on the @Mariners roster for the Japan Series to open 2019 season. https://t.co/FZg3YgUsSd pic.twitter.com/e2RcFcXCXc
— MLB (@MLB) 2018年10月2日
それはイチロー選手に限った話ではなく、他のベテラン選手にも同じことが言えます。
いまのMLBでは同程度の実力なら若い選手が優先される傾向があります。
特にイチロー選手は第4の外野手という立場になるのですが、第4の外野手という立場が務まる選手はマイナーにもゴロゴロいるわけです。
それであれば少々パフォーマンスのクオリティが落ちても、若い選手を優先するというのが現在の流れです。
先にも言いましたが、全盛期並に活躍してようやくイチロー選手を使い続けるという選択肢がでるレベルなのです。
マリナーズの外野手状況
もう1度言いますが、現在のイチロー選手は第4の外野手という立場になります。
そもそもイチロー選手がマリナーズと契約したのは、外野手に故障者が続出したことにあります。
ですから、故障者が復帰したら構想外になってしまうのは自然の流れになります。
Thank you, Ichiro.
The Mariners legend is transitioning to a front-office role, effective today. pic.twitter.com/rshgQ96AQv
— MLB (@MLB) 2018年5月3日
その故障者であるベン・ギャメルの復帰が近いこともあり、イチロー選手がFAとなってしまう可能性が高いわけですね。
もうこれはチーム事情なので仕方がありません。
下記はギャメルの好プレーです。
イチロー選手の再契約先
今後イチロー選手がFAとなった場合、注目されるのが再契約先です。
まずMLB契約の確率はほとんどゼロと思われます。
マイナー契約に関しては可能性があるでしょうが、それも確実なことではありません・・・。
そして、マイナー契約にしてもMLB昇格はアクシデント待ちという形になります。
マイナーで鬼のように打ったら昇格できるかと言えば、そうでもありません。
他の選手の契約の兼ね合いもあるので、日本のように単純に結果だけでメンバーが決まるわけではないのが難しいところです。
There’s cool, then there’s Ichiro cool. pic.twitter.com/zuYlRWeYTx
— MLB (@MLB) 2016年3月8日
また出場機会を求めるのであれば、独立リーグなどの選択肢もあります。
世界の盗塁王で殿堂入りの名選手リッキー・ヘンダーソンも現役晩年に独立リーグでプレーしました。
これは最後の盗塁となる1406盗塁。
同年44歳のリッキーは独立リーグからMLB復帰を果たしています。
ちなみにイチロー選手も44歳ですね。
日本のファンやメディアはイチロー選手がマイナーや独立リーグでプレーする姿を良い風に受け取られないかもしれませんが・・・。
まあ、確かに寂しい気持ちがあるのは当然ですよね。
There’s cool, and then there’s Ichiro cool. pic.twitter.com/SkFJV4DBVS
— MLB (@MLB) 2017年6月10日
ちなみに、マリナーズのマイナーでプレーするという選択肢もあります。
そこらへんのルールの説明が難しいのですが、日本で例えると育成選手みたいな立場なるってことですね。
おそらく、それよりも他の可能性を模索するのではないかと思います。
日本球界への復帰の可能性
そしてもう1つ、日本球界への復帰というのも選択肢の1つになります。
これはもう12球団すべてが欲しいと思うような、日本野球界にとっても嬉しいことになりますよね。
イチロー選手自身MLB挑戦した当初ぐらいは、いずれ日本に戻ってプレーする気持ちがあるというコメントをしていたと思います。
まあ、あまりにも大きな存在なので、球団や監督も気を使う面はありそうですよね。笑
地元ドラゴンズの森監督や古巣オリックスの福良監督は球界の大先輩、福良監督はチームメイトでもありました。
そういう面ではイチロー選手に意見できる立場かもしれませんが、それでも気を使う面はありそうです。
嬉しいお知らせだ!イチロー選手が古巣マリナーズに復帰へ!#日本人選手情報
MLB Japan公式インスタグラムができました!
フォローはこちらから!https://t.co/887mGKr6ya pic.twitter.com/ByFOJddqVB— MLB Japan (@MLBJapan) 2018年3月6日
ファンとしても「もし日本でも活躍できないならそんな姿は見たくない」という理由で、日本球界の復帰を望まない人もいるでしょう。
確かに年齢を感じさせるイチロー選手のプレーを見るのが寂しい気持ちはわかります・・・。
まあ、いずれにしても日本球界復帰はイチロー選手の気持ちの問題ですね。
本人が望めばレギュラー待遇での復帰は可能でしょうからね。
個人的にはイチロー選手には日本でプレーしてもらいたい気持ちはありますね!
タイムリミットは近づいている
今後イチロー選手の打席ではこれまで以上に大きな歓声が送られるでしょう。
ファンもそれがイチロー選手の最後の打席になるかもしれないことがわかっているからです。
(個人的にイチロー選手のハイライトと言えばこれ)
まあ、他の選手との兼ね合いもあるので仕方がないことですね・・・。
MLBは日本と比べてもシビアなところがあるので、現在マリナーズでプレーしているのも予想外の出来事とも言えるわけですから。
いろんな意味で今後のイチロー選手からは目が離せなくなります。