ケリー・ウッドの1試合20奪三振。ネクスト・ライアンのカブスの剛腕

主にカブスで活躍した剛腕のケリー・ウッド
ノーラン・ライアンの再来とも言われた素晴らしい速球を持った投手です。

現在のMLBで球数制限が厳しくなったのも、彼の酷使による故障が大きいと言われています。

もうお子さんも大きいですね。

ケリー・ウッドのハイライト

98年に13勝をあげ新人王になったウッド。

こちらがMLB初奪三振。

02年の1イニング4奪三振。

03年には史上最速で1000奪三振を達成。

同年ディビジョンシリーズでの好投。
03年は266個の三振を奪い、奪三振王になっています。

チャンピオンシップシリーズの第7戦ではホームランも打っています!
第6戦のバートマンの悲劇が注目されすぎて、あまり語られない第7戦です。



03年以降は故障で不本意なシーズンを送ったウッド。
08年にクローザーとしてカムバック。

34セーブをあげるなど活躍し地区優勝に貢献しています。
翌年はFAでインディアンスに移籍。
10年シーズン途中にヤンキースへ移籍すると、セットアッパーとして大活躍しました。

11年にカブスに復帰し12年に引退。
最後の三振は中日のダヤン・ビシエドから記録しています。

ケリー・ウッドの1試合20奪三振

ウッドと言えば、なんといってもMLBタイ記録の1試合20奪三振です。
これをデビュー第5戦目に記録したんだから凄いですねー。

この日の初球はサイン違いでもあったのか、審判のマスクを直撃する速球でした。

この活躍以降、奪三振への期待が大きくなりすぎて本人もかなり意識していたようです。
結果、球数が多くなり長いイニング投げられないという・・・。
さらにリリーフが弱いチーム事情もあり長いイニングを投げさせることになり、酷使の印象が強くなってしまいました。
99年にはトミー・ジョン手術で全休し、復帰後は100マイルの速球もなくなったようですね。

ちなみにこちらは20奪三振の試合の唯一の被安打。
ノーヒッターの可能性も十分にあったウッドの完璧なピッチングです。

怪我もあったとはいえ、衝撃のデビューから考えると物足りないキャリアになった感はあります。
20奪三振の試合もヒジに違和感を抱えながらの投球だったらしく、体質的にも故障が多い投手だったんでしょうね。
通算86勝というのも意外なほど少なく感じますが、怪我がなければと思われますね・・・。

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