MLBを代表する攻撃型捕手のブライアン・マッキャン。
守備も肩以外の評価は悪くなく、MLBを代表する名捕手の1人です。
ブライアン・マッキャンとジョン・スモルツ
全盛期はブレーブスで過ごし、地元出身選手ということもあって人気者だったマッキャン。
特に殿堂入りの大投手ジョン・スモルツには、少年時代にサインボールをもらって宝物にしていたそうです。
マッキャンが正捕手になれたのはスモルツの信頼を勝ち取ったからとされています。
正捕手になる前はスモルツの専属捕手ですからね。
少年時代の憧れの選手とバッテリーを組み、しかもデビュー早々に実力を認められるんだから凄いことですね!
ブライアン・マッキャンの打撃
05年にブレーブスでデビューしたマッキャン。
同年のディビジョンシリーズでは大投手ロジャー・クレメンスからホームランを打っています!
10年には二塁打の判定が変わってサヨナラホームランも記録。
日本だったら審判が笑っているのを叩く人も多そうだな。
10年のオールスターでは逆転タイムリーヒットを打ってMVPになっています。
13年オフにFAでヤンキースに移籍。
地元出身の選手ということもあってか、凱旋試合でも暖かい声援を受けています。
移籍後初ホームラン。
延長12回の逆転サヨナラホームラン!
16年オフにトレードでアストロズに移籍。
CS第7戦で貴重なタイムリー。
WS第3戦ではダルビッシュ、マエケン両投手からヒットを打っています。
ブライアン・マッキャンの守備
攻撃型捕手のイメージが強く、肩も強くないので守備は悪そうなマッキャンです。
でもリーダーシップのある選手とされ、捕手としても肩以外の評価は悪くありません。
こちらはデビッド・オルティーズをアウトに。
ピックオフでアウトに。
盗塁阻止。
ヤンキース時代はスローイングが改善されて、盗塁阻止率もアップしました。
マイク・トラウトもアウトにしています。
こちらは青木宣親選手をアウトに。
守備が不得意な選手はベース近くで待ち構えているので、走者としてはスライディングが難しいらしい。
守備に自信のある選手は直前までカバーに入らないから、スライディングの際に隙も見つけやすいみたいですね。
ブライアン・マッキャンvsカルロス・ゴメス
マッキャンのハイライトといえば、なんといってもカルロス・ゴメスへの説教です!
先制のホームランを打ったゴメスが謎のドヤ。(何かあったのかな?)
ベースを周りながらブレーブスの選手と言い合いになり、最後はマッキャンが待ち構えています。
球界を代表する捕手がホームベースの前で仁王立ちですからね。笑
すげー怖いけど、ゴメスも喧嘩腰です。
ブルワーズの選手は喧嘩をせずにブレーブスの選手やゴメスを止めているので、遺恨があったわけではないんでしょうね。
単なるゴメスのマナー違反です。
両者の再戦は1年後。
ゴメスは打席に入る際に挨拶をするなど、遺恨がないことをアピールしています。
まあ、マッキャンもゴメスにムカついたというよりは、チームメイトが怒っていたから立場的に激しく怒った面もあったのかもしれません。
ブライアン・マッキャンvsホセ・フェルナンデス
マッキャンはゴメスとやり合う2週間ぐらい前に、ホセ・フェルナンデスにも説教しています。
事の発端はエバン・ガティスがフェルナンデスからホームラン。
この時のガティスの態度が気に食わなかったようでホセがイライラ。
次打者のクリス・ジョンソンと口論になるシーンがありました。
その後の打席で自らホームランを打つと、ジョンソンが守るサード付近に唾を吐きかける暴挙です。
これに対してマッキャンが怒ったわけですね。
まあ、これはホセの完全なマナー違反ですね・・・。
ちなみにジョンソンとホセは後にマーリンズでチームメイトとなっています。
ホセが事故死した後の追悼のマウンドでは、息子さんを連れて撮影する姿も。
いろいろと思うことがあったでしょうねー。
このシーンはとても印象的でした。
マッキャンですが19年は条件付きでの自動オプションとなっており、故障があれば18年オフにFAとなってしまいます。
17年は故障もあってキャリアワーストのシーズンになっているので、年齢的にも衰えが気になり始めています。
いずれにしても、本人は地元ブレーブスに戻っての引退を希望しているようなので、将来的にはそうなる可能性も高そうですね。
まあ、まずは世界一を狙うアストロズでしっかりと活躍することですね!