19年はオープナー戦術を取り入れる可能性があるということで話題になっていた日ハムです。
これを書いている時点では3試合にオープナー戦略を取り入れたようですが、勝ちにはつながっていないようですね。
日ハムの「オープナー」は無謀な挑戦なのか?(THE PAGE) #thepage_jp https://t.co/WtLymwAXQm
— THE PAGE(ザ・ページ) (@thepage_jp) 2019年4月6日
まあ、3試合でどうこういうのもおかしな話ですが。
その一方でもしかして日ハムのチーム事情とマッチしていないのかな?という印象も受けました。
(チーム事情は知らないけど)
オープナー戦術とは?
オープナーというのは初回、2回ぐらいの上位打線を相手にショートスターターが投げる。
上位との対戦を終えて(主に)先発投手がロングリリーフとして投げる、というような戦術です。
.@RaysBaseball debuted the “opener” on May 19.
The numbers speak for themselves. pic.twitter.com/cbXlVuQpK6
— MLB Stats (@MLBStats) 2018年6月25日
18年にMLBでレイズが取り入れ成功した戦術であり、理論上は有効な可能性が高いと言われるものですね。
そもそもオープナーというのは先発事情に苦しいレイズが苦肉の策として取り入れたものです。
日ハムも先発事情が苦しくオープナーを取り入れているのだと思いますが、ここでキーポイントになるのはショートスターターの存在です。
日ハムのショートスターター
ここまで3試合は加藤貴之投手が2試合、斎藤佑樹投手が1試合に起用されているようですね。
そもそもショートスターターというのは上位打線を抑えることができるパワーがあってこそ、意味がある起用ですからね。
技巧派の斎藤佑樹投手の起用というのは、少し違う気がしちゃいますが。
レイズは確かに実績のある先発投手がいませんでしたが。
その一方で勝ちゲームで投げられるようなリリーフ投手や、力のある若手投手はいたわけですね。
だからショートスターターにしてもロングリリーフ役にしても、短いイニングを全力投球に近い形で投げることで良い結果が出やすかったわけです。
オープナー戦術を使うのであれば、本格派投手が揃っている方が結果は出やすいわけですね。
まあ、せめて上位打線と対戦する先発投手だけでも、力のある投手が望ましいわけですが。
そこらへんのチーム事情はわかりませんが、だからこそ「もしかしたら日ハムにあっていないのかな?」とも思ったわけです。
Tonight's opener: 🔥 pic.twitter.com/yO2VncZJXI
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) 2018年8月3日
ただこの3試合の結果を見ると、オープナー戦術自体が失敗、日本に合わないというような印象は受けないですね。
これから何試合も続けていれば、シーズンが終わる頃には有効だったと言われる可能性もあるでしょう。
そもそも3試合でどうこう言う方がおかしいですよ。
今日も、このあと13:00プレイボール!!#lovefighters #飛び出せ新時代 pic.twitter.com/q0M1cobBKF
— 北海道日本ハムファイターズ公式 (@FightersPR) 2019年4月4日
何にしてもこういう新しい試みは面白いですし、今後も期待したいですね!
日本は新しいことに対しては少しの失敗ですぐに批判されるので、外野がうるさくて困るでしょうけど。
どのみち投手事情が苦しいからこそのオープナーなわけですし、少しでも状況がよくなるといいですね。