先日ソフトバンクの明石健志選手が、サヨナラホームランを打ちバク宙ホームインを見せて話題になったようですね。
まあ、この手のパフォーマンスというのは賛否あると思います。
やはり実体験として嫌な思いをしたことがある人、させたことのある人というのは否定的な意見になるでしょう。
僕も実体験として嫌な思いをしたことも、嫌な思いをさせて後悔したこともあるので否定派です。
Do an Ozzie Smith backflip, we don't blame you! The #STLCards walked it off last night. https://t.co/Ft7YD2BDpu pic.twitter.com/cD84El6BV8
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2016年5月5日
(MLBでバク宙といえばオジー・スミス)
有名なところで言えば阪神の鳥谷選手も、実体験で嫌な思いをしたから感情を表に出さないスタイルにしているようですが。
僕は小学生の頃バスケの試合で相手の1人にボコボコにされ、そいつが僕たちをおちょくるパフォーマンスをしてきて嫌な思いをしたことがあります。
なによりそれを見て相手のお母さん方が笑っていたので、笑い声で余計に腹が立ちました。
このようにパフォーマンスの外的要因から悔しさ以外の感情も出てくるのは、実体験がないとわからないかもしれませんね。
自分が嫌でなくてもチームメイトが不快な思いをしていれば、相手に嫌な感情を持ったりね。
MLBでも似たようなケースはある
MLBでは必要以上に敗者を痛めつける行為というのはマナー違反とされます。
日本で言う武士道精神ですね。
たびたび話題になるバット投げでの報復騒動ですが、興奮するのも無理はない勝利に直結する一打であれば程度の差はあれ問題はありません。
例えば近年最も話題になったバット投げと言えばホセ・バティスタですが。
これはポストシーズンの大舞台で、しかも相手の3連続エラーで同点に追いついた後のスリーランという奇跡的な一発でした。
だからこのバット投げにも理解を示す人は多かったわけですが。
それにしても相手からすれば気分は悪いですからね。
僕はこの件に関しては興奮するのも無理はないと思うのでさほど否定的ではないですけど。
それに報復騒動が盛り上がると面白いですからね。
On this date, Rougned Odor and Jose Bautista threw haymakers. pic.twitter.com/oAJ9YGrIxm
— ESPN (@espn) 2018年5月15日
ちなみに今回の明石選手のパフォーマンスに近いところで言えば、アロルディス・チャップマンの前転があります。
当時はレッズでプレーしている若手時代ですが、試合を締めくくった後に前転をして批判されました。
これには監督も謝罪、本人も2度と同じパフォーマンスは見せていません。
バティスタにしてもチャップマンにしても、アメリカからすれば外国人ですかね。
日本の相撲も白鵬が物議を醸しているように、文化の違いがあるので難しいところですね。
Backflip > batflip?
This #MNTwins @MiLB reliever does a backflip when he closes out a game for @BlueWahoosBBall. Watch: https://t.co/FfInMgPIBnpic.twitter.com/YMT6npL64d
— MLB Pipeline (@MLBPipeline) 2019年4月17日
まあ、マナーに対して堅苦しく思うのも理解はできますけどねー。
でも僕は先にも言ったけど、実体験として嫌な思いをしたことがあるので、過剰なパフォーマンスは否定的ですね。
だからといって相手に価値観を押し付けるようなことはなくても、自分の中の美学みたいなところでね。
NPBも上下関係が厳しいからマナーにもうるさいでしょうけどね。
明石選手はベテランですけど、それにしても怖い先輩やOBがいれば面倒なことになるだろうから、パフォーマンスはしなかっただろうし。
自分じゃなくても、チームメイトが相手球団の先輩に謝罪しなきゃいけなくなるケースもあるわけで。
そう考えるとパフォーマンスが出来たのは、平和な感じでいいんじゃないかという気にもなりますが。
(MLBでも当時ロイヤルズのジャロッド・ダイソンが勝利のバク転を見せたことも)
スポーツは相手があることなので、相手の気持ちを考えることは大切だと思いますけどね。
まあ、いろんな価値観があると思うけど、裏で揉めない分にはいいんじゃないかな。
僕は嫌ですけどね。