野球のオールスター戦は遊びの場?MLBもNPBも真剣勝負ではないけど

僕はオールスター戦に特に興味がありません。
まあ、MLBのオープニングセレモニーは毎年楽しみではあるんですけどね。
試合自体はハイライトを見れば十分かなというぐらいです。
楽しみにしているというほどのことはありません。

NPBのオールスターに関しては楽しみは何もなくて、どうもあの空気感が苦手です。
嫌いだとはっきり言いはしないけど、好きではないですね。

野球のオールスターはお祭り?

オールスターと言えば「お祭り」との言われ方をします。
僕もオールスターはお祭りであるべきと考えています。

ただそれは「最高のプレーを見ることができるファンのためのお祭り」であってほしいとの願いです。
現状NPBのオールスターはファンのためではなく「選手がお祭り気分でプレーする場」になっていますからね。
そこが残念に思う部分です。

まあ、何も真剣勝負であるべきとか、全力プレーをしてほしいとまでは思わないけど。
それにしても笑いながらプレーする選手を見るのは苦手ですね。
バラエティ番組ならともかく、一流選手が集まったオールスター戦なんだから、それにふさわしいプレーを見せてほしいなと思ってしまいます。

まあ、現地でその場の空気感を楽しめば考え方も変わるかもしれませんけどね。
テレビ中継だと、お祭り感を出そうとしているかのような放送席の妙なテンションも苦手です。笑

MLBのオールスターゲーム

MLBのオールスターは年に1試合、ということは今では各球団の球場で開催されるのは30年に1度となっています。
それだけでも開催される地元は特別感もあるし、お祭り騒ぎになるだろうというものですが。
オールスターと言えば、ホームランダービーとマイナー選抜のフューチャーズ・ゲームも注目されるイベントですね。

そして何よりファンフェスタです。
たくさんの野球アトラクションや、地元球団のOBによるサイン会や野球教室などのイベントも開催されるようです。
もちろん限定グッズの販売や無料配布もありますしね。

ただまあ、こういうのも現地で楽しむものですからね・・・。
1度は行ってみたいものですな。
一方でオープニングセレモニーに関しては映像でも十分に楽しめます。

99年ボストンで行われたオールスターのオープニングセレモニーは語り草です。
最後の4割打者でお馴染み、テッド・ウィリアムズが始球式に登場。
スター選手たちが取り囲んでいますが、またこれが豪華なメンバーですからねー。

こうやって球団の偉大なOBにスポットライトを当てるのは素晴らしいことです。
日本のオールスターではMLBのように地元色を出していくことはできないでしょうけど。
それにしても、偉大なOBを前面に出してほしいものです。

MLBオールスターも真剣モードではない

MLBのオールスターもNPBほどお遊びモードではありませんが、それにしても真剣勝負というわけではありません。
昨年のオールスターではネルソン・クルーズが試合中に球審と記念撮影というシーンがありました。

球審は5000試合出場という偉大な記録を作ったジョー・ウェスト
普段スポットライトが当たらない審判の功績を称える素晴らしいシーンという声もあれば、試合中にやるのはゲームに水を差されたようだと批判的な声もありました。

And here it is… #ASG

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お遊びモード(?)で言えばこちら。

ランディ・ジョンソンの暴投に対して、ヘルメットを逆さにかぶり右打席に立つパフォーマンスです。

同じくランディの暴投に対して腰を抜かす珍プレー。
語り継がれる珍プレーと言えば、これくらいかな?
いずれもランディ・ジョンソンの凄さを語る上での名シーンと、好意的に受け取られることもあります。

あとはノマー・ガルシアパーラのルーティンを真似するデレク・ジーターですか。

ちなみに昔は両リーグに対抗意識があって真剣さも今より強かったようですね。
日本でもパ・リーグの選手がセ・リーグの選手に負けるものかと敵対心があった時代があると言われますけど。
MLBでも同じようなことが起きていたようです。

ノムさんが投手イチローに怒ったのも、そういう時代のオールスターでプレーしていたからでしょうね。
オールスターが遊びの場になることを危惧したわけですが、結局はノムさんの危惧した通りの結果になってしまいました。
まあ、当時から真剣さはかなり薄れていたんでしょうけどね。

MLBオールスターの名場面

MLBのオールスターには語り継がれる好プレーが少なくありません。

こちらはNFLとの二刀流で活躍したボー・ジャクソンの特大先頭打者ホームラン。
ボーが出演するナイキのCMも同時放送されることになっており、当時はかなり話題になったそうです。

こちらは史上最高のスローとも言われるデーブ・パーカーの送球。

ペドロ・マルティネスの完璧な投球。

マリアノ・リベラの最後のオールスター。

トリー・ハンターのホームランキャッチ。
語り継がれるような名場面と言えば、このあたりかな?
他にもいろいろあるんでしょうけど・・・。
カル・リプケン・ジュニアあたりもキャリアを振り返る際にオールスターは避けて通れませんね。

イチロー選手がオールスター史上初のランニングホームランを打ってMVPになったのも印象的です。

まあ、何にしてもオールスターはオールスターにふさわしい選手が選ばれるんですから、一流のプレーを見せてもらいたいですね。
近年で言えばジェイコブ・デグロムの10球で3三振は圧巻でした!

NPBでも一流のプレーをバンバン見たいものです。
個人的にはそれが1番のファンサービスになると思うけど、多くの野球ファンはそういうことを望んでいないんでしょうね・・・。
望んでいたらNPBオールスターも違った形になるだろうからな。
試合を見たくなるようなプレーを見せてもらいたいと思うものです。

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