アメリカでは特大ホームランのことを「テープメジャーホームラン」という言い方をすることがあります。
テープメジャーというのは、巻き尺のことですね。
僕の地域では「メジャー」と言うけど、日本ならどこでもメジャーって言うのかな?
テープメジャーホームランというのは、テープメジャーで測りたくなるような特大ホームランという意味です。
テープメジャーホームランの由来
特大ホームランがテープメジャーホームランと言われるようになったきっかけがあります。
これは史上最高のスイッチヒッターと言われるヤンキースのミッキー・マントルの特大ホームランが由来です。
マントルがあまりに飛ばしたので、広報担当がテープメジャーで測ったところ172.2メートルもあったと言われます。
まあ、正確に計測したわけじゃないとはいえ、とんでもない飛距離だったのは確かでしょうね。
On this day in 1995, Mickey Mantle died from liver cancer
The Mick: 536 HRs 7-time Champ 20-time All-Star 3-time MVP pic.twitter.com/y0EpTJZp9O
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) 2014年8月13日
それ以来、テープメジャーで測りたくなるような特大ホームランを「テープメジャーホームラン」などと言われるようになったとされます。
他にも「テープメジャーショット」とか「テープメジャーブラスト」とか、いろいろな言われ方がありますね。
テープメジャーの他には「モンスター○○」とか「マンモス〇〇」とかもありますね。
OBのテープメジャーショット
それではMLB公式のYOUTUBEチャンネルにあった、往年の強打者のテープメジャーショットを紹介します。
レジー・ジャクソン。
レジーはこちらのオールスターでのホームランも伝説的。
バリー・ボンズ。
ケン・グリフィー・ジュニア。
アンドレス・ガララーガ。
マーク・マグワイア。
マイク・ピアッツァ。
マニー・ラミレス。
アレックス・ロドリゲス。
フレッド・マグリフ。
アダム・ダン。
プリンス・フィルダー。
ジェフ・バグウェル。
強打者というには弱いですが、巨人でプレーしたギャレット・ジョーンズも特大の一発。
現役選手のテープメジャーショット
それでは現役の強打者も。
ヨエニス・セスペデス。
マット・ホリデイ。(実質引退状態?)
ノーラン・アレナド。
ジャンカルロ・スタントン。
ミゲル・カブレラ。
アーロン・ジャッジ。
しかし、こうして見るとやはりステロイド時代の強打者は凄いですねー。
ミッキー・マントルのホームラン
50年代に活躍したミッキー・マントル。
歴史上の人物ぐらいの印象ですが、動画も残っています。
こちらは通算500号ホームラン。
ポストシーズン最後のホームラン。
ちなみに18本のホームランを打っています。
こちらが全盛期の56年ワールドシリーズで打ったホームランです。
マントルと言えば飛距離にこだわったとも言われる強打者ですが、さすがの特大ホームランですね!
On this day in 1967, Mickey Mantle became the 6th player in baseball history to hit 500 home runs. pic.twitter.com/J3BPYNgGnn
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) 2018年5月14日
まあ、マントルよりも凄いのは、この実況がビン・スカリーってことですね。笑
この人が16年までドジャースの実況アナを務めたんだから、そりゃあ生ける伝説と言われるわけです。
歴代の名選手のプレーを生で見て、それを伝え続けてきたんですからね。
日本だったら国民栄誉賞は当然のこととして、人間国宝ものですからねー。
MLBもいずれビン・スカリーの名前を付けた賞を作るかもしれませんね!