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先日のエンジェルス戦で、大谷翔平選手の応援をしていた日本人ファンが静かにするように注意されたというニュースがありました。
このニュースを見て「野球場で騒いで何が悪いんだ?」と感じた人も少なくはないと思います。
そこには日米の応援スタイルや野球観戦に対する文化の違いが表れていますね。

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アメリカでは相手の邪魔をするために騒ぐ

今回日本人ファンが注意された理由というのは、要するに選手の集中の妨げになる可能性があったというわけです。
日本の野球場で行われる応援というのは「贔屓の選手に力を与える」とか「相手にプレシャーを与える」という目的で行われているものだと思います。
一方でアメリカではもっとストレートに「相手の邪魔をするために騒ぐ」と言われています。
それを象徴したのが13年のワイルドカードゲーム。

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パイレーツファンが相手投手ジョニー・クエトに対して「クエート!」とコールしまくり動揺を誘いました。
まあ、これは完全にマナー違反なのですが・・・。
同年のパイレーツは20年連続負け越しというプロスポーツ史に残る大記録をストップしてのポストシーズンでした。
だからお祭り騒ぎになったので、こうした事態が起きてしまったわけですね。

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もう少し身近な例でいえば、WBCの日本戦です。
日本の応援団の応援に対し、アメリカもUSAコールをしました。

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これに対して「両国の応援が熱くて良かった!」という声も大きかったのですが、アメリカは日本の邪魔をしていただけというわけですね。

まあ、何にしてもこうして選手の邪魔目的で騒ぐというのはアメリカでもあることです。
今回の日本人ファンですが、邪魔という意図がないのに注意されてしまったのは仕方ないにしても、ニュースになってしまったのはかわいそうですね。

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日本人に対する人種差別的な意図は?

今回の件は大谷選手を応援する日本人の声が特に目立っていたとのことですが。
日本人だから注意されたのでは?と思われた人もいるかもしれませんね。
要するに人種差別的な意図があるのではないということですが、それに関してははっきりとしたことはわかりませんよね・・・。

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ただその一方で野球の世界において、日本に良いイメージを持っていない人が少なからずいるのも事実です。
例えば日本では審判への暴行事件が珍しくなく、国民としても「殴られて当然」という風潮だったことはアメリカ人でも知っている人はいるわけです。
まあ、普通に考えて異常な事態ですからね。
特にMLBから派遣してもらった審判に対しての暴行はMLBを激怒させたことで知られます。

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また、かつてマリナーズが日本のメディアの取材を禁止したことがあるのですが・・・。
日本のマスコミに対しても良いイメージを持っていない関係者は多いわけです。

それこそ日本のマスコミが原因で日本人選手がチームメイトに白い目で見られることもあるわけです。
長谷川滋利さんは「日本人メジャーリーガーの1番の敵は日本のマスコミ」という可能性について著書で話されてもいます。
日本人に対して何かしらの理由で良いイメージを持っていない人たちがいるのは事実なのかもしれません。

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ニュースになるほどのことではない?

そもそも論として、今回の件は本来なら話題になるようなことではなかった可能性も十分です。
例えば酔っぱらいが退場させられたり、逮捕されるようなことだってあるわけですからね。
MLBの球場には拘置所もあるのです。

大谷フィーバーの一環としてアメリカでも取り上げられただけで、本来なら問題にならなかったようなこととも言えます。
何にしても、今回のファンはかわいそうではありますな・・・。

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日本の応援団は邪魔なのか?

さて話は変わって・・・。
日本でも賛否両論ある鳴り物応援など応援団の存在です。
先にも言いましたが「贔屓の選手に力を与える」とか「相手にプレッシャーを与える」という目的があっての応援だと思います。
あとは単純に応援が楽しいという理由ですかね。

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基本的に日本人のスポーツ観戦のスタイルは、競技を楽しむというより応援を楽しむという感じです。
応援をワイワイ楽しむのは悪いことではありませんし、もし鳴り物応援が禁止されたらお客さんが減るでしょう。
その一方で、選手の集中力の妨げになっているということもあるようです。

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かつてヤクルト時代の野村監督が応援団のボイコットに対して「集中できるから良い」というコメントして批判されたことがあったようですが。笑
日本人選手もそうですけど、特に外国人選手は慣れない人も多いんでしょうね。
統率の取れた応援団を見ると「北朝鮮のようで不気味」と感じる外国人選手もいるのだとか。
(たぶん軍事パレードのことだと思う)

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鳴り物応援が邪魔になった例

と言っても、鳴り物応援が本当に集中の妨げになっているかどうかは傍から見てもわかりません。
ただ、僕は1度だけテレビ中継を見ていて気になったことがありました。
それは横浜スタジアムでの巨人戦です。

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投手はマイコラスだったのですが、筒香選手の応援の「ツーツーゴー!」って大声援と、マイコラスの投球が一緒だったんですよね。
マイコラスがびっくりして投球はすっぽ抜け、思わずスタンドの方を振り返っていました。笑
あれは応援に悪意があったわけではないのですが、突然大声がしたらそりゃあびっくりしますよね。

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クレイグ・キンブレルの邪魔をする

アメリカで選手の邪魔をした応援といえば、先ほど紹介したクエトの例が有名です。(応援じゃないけど)
そしてもう1つは最強クローザーであるクレイグ・キンブレルの邪魔です。

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キンブレルはこのようにサインを確認する際に独特な仕草を見せます。
バックネット裏の観客がこれを真似したわけですね。
最強クローザーでも、こうして動揺するわけですからねー。
これは特殊な例ではありますが、観客の存在というのは日頃から良くも悪くも影響力はあるんでしょうね。

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アメリカの応援もうるさい

日本の鳴り物応援がうるさくて選手の集中の邪魔になるということはよく言われます。
しかし、アメリカの球場だってうるさいです。
下品なヤジだって日本に負けないぐらいあるでしょうし、むしろ日本より多いのかもしれませんね。
(まあ、日本と違って選手のヤジは日常化していないみたいですけど)

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しかし、現ロッテの井口資仁監督によると、確かにアメリカの応援もうるさいけど、投球の際には静かになるそうです。
だから、プレーの妨げにはならないのだとか。
確かに静かとは言わなくとも、投球前は雰囲気が変わるので観客も試合に集中している感はありますね。

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日本人メジャーリーガーが必ず言うことと言えば「こっちの選手は楽しそうにプレーする」と「こっちのファンはよく野球を見ている」ですからね。
そりゃあ、例外も多々あるでしょうけど、プレーはしやすい環境なんでしょうね。

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過去にも日本人がマナー違反を犯した例も

実は過去にもMLBを観戦していた日本人がマナー違反を犯し、その時は現地で大きく批判されたことがあります。
どういうものかと言うと、青木宣親選手がスタンドにボールをトスしてそれを日本人男性がキャッチ。
しかし、隣で少女が捕ろうとしていたので、少女からボールを奪うような形になってしまったというものです。

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このおじさんのように、ファールボールをゲットしたら子供にあげるのがアメリカでのマナーになります。
まあ、青木選手のヤツは日本人的な価値観で言えばマナー違反というわけではないんですけどね。
それにしても、周りに子供がいないならともかく、隣で捕ろうとしていただけに印象は悪いものとなってしまいました。

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そもそも大谷選手のヤツも日本だったらマナー違反じゃないからね。
ただMLBはマナーにうるさいので、観客にもマナーがいくつか存在するわけです。

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僕が面白いと思ったマナーは「売り子からお釣りは受け取ってはいけない」というものです。
こんなの、知らなかったら絶対に受け取ろうとしますよね。笑
まあ、お釣りを受け取ろうとするぐらいなら問題ないでしょうけど。
ファールボールをゲットしたら、近くの子供にあげるべきですね。

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カメラがしっかりと捉えているので、公開処刑されてしまう可能性があります・・・。

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こちらは僕のお気に入りの珍プレーの1つ。
お姉さんにボールをプレゼントしてキスをしてもらえたボールボーイが、子供を無視して再びお姉さんにボールをプレゼント。
これにはブーイングを浴びてしまいました!笑
まあ、気持ちはわかるけど、大観衆の前で実行する勇気は僕にはないな。

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迷惑なファンを審判が退場させる

そして、最後にもう1つ僕のお気に入りのシーン。
卑猥なヤジを連発していた観客を審判が退場させました!
ちなみに審判は世紀の大誤審でお馴染みのボブ・デービッドソンです。

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このように審判には観客を退場させることができる権限もあります。
これは素晴らしいジャッジでしたね!

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