史上唯一3度の60本塁打を記録しているサミー・ソーサ。
当たり前だけどカブスのシーズンホームラン記録を持っていますね。
ちなみに記録を持っていたのはシーズン191打点のMLB記録を樹立したときのハック・ウィルソンで56本塁打。
カブスのレジェンドであるアーニー・バンクスの持つ球団通算本塁打記録も更新しています。
バンクスは512本、ソーサはカブスで545本を打っています。
サミー・ソーサのハイライト
89年にレンジャーズでデビューしたソーサ。
こちらがMLB初ヒット。
MLB初ホームラン。
しかしデビュー早々にハロルド・ベインズとのトレードでホワイトソックスに移籍しています。
ホワイトソックスでキャリア初のサヨナラホームラン。
トニー・ウォマックとランニングホームランを打ち合っています。
99年に2年連続の60本塁打。
01年に3度目の60本塁打。
3年ともホームラン王になっていないのが凄いところです。笑(キャリア通算2度の本塁打王)
03年に通算500号。
03年のCS第1戦でのホームラン。
07年は2年ぶりのMLB復帰で古巣レンジャーズに入団。
マーク・バーリーがノーヒッターを達成した試合で、唯一のランナーとなる四球を選んでいますが・・・。
牽制でアウトになって準完全試合を許しています。
念願の通算600号本塁打を達成しています!(最終的に609本塁打)
こちらが現役最後となる通算2408安打。
2年ぶりのMLB復帰ながら21本塁打92打点と予想以上の(?)成績を残しています。
ホームラン打者のイメージが強いソーサですが、通算234盗塁と元々は走れる選手でした。
93年にはカブス史上初の30-30を達成しています。(通算2度達成)
サミー・ソーサの98年
ソーサと言えば、やはり98年マーク・マグワイアとのホームランレースです。
こちらがMLB初ホームラン。
マグワイアは本塁打記録更新も期待されたスター選手ですが、ソーサはそこまで目立つ存在ではなかった選手。
それが6月には月間20本塁打を打つなど徐々に注目を集め・・・。
直接対決で48号を打ったときには一瞬ではありますが、ホームランレースでリードを奪っています。
(その試合でマグワイアは48、49号を連発・・・。)
シーズン60号。
ロジャー・マリスを抜く62号。
そしてシーズン最後の一発となる66号です。
マグワイアは70本まで伸ばしましたが、ソーサも66本も打ったんですからねー。
当時は日本でも話題になっていたので、日本でも知名度抜群の両者です。
サミー・ソーサのコルクバット使用
ソーサのキャリアにケチが付き始めたきっかけとも言われる03年のコルクバット使用。
折れたバットにコルクが詰められていたことから退場処分になってしまいました。
ソーサは練習用のバットと間違えて使ったと言い訳。
実際に殿堂入り選手のジョー・モーガンも練習でコルクバットを使用していたそうなので、そういう選手がいるのは事実でしょう。
ただまあ、だからといって間違えるということは考えられないですからね。
プロレベルになるとグラム単位、ミリ単位でこだわると言いますし。
ファンの前では愛想の良かったソーサも、この頃になるとクラブハウスでは態度も大きくチームメイトからも顰蹙をかっていたと言われています。
04年は監督と衝突し、最終戦では試合開始直後に帰宅するというわがままぶり。
一時はシカゴではマイケル・ジョーダンと並ぶスーパースターだった男が、喧嘩別れのようにトレードされてしまいました。
05年は移籍先のオリオールズでも結果を残せず、薬物問題も浮上して晩年は散々な結果になってしまいましたね。
サミー・ソーサの肌が白くなった?
引退後のソーサと言えば肌が別人のように白くなったことも大きな話題になりました。
これはスキンケアクリームが原因だと説明したようで。
美白効果を売りにするクリームはいくらでもあるものですが、実際にこうして変わるものなんですね・・・。
病気とか整形の可能性もあるんでしょうけど、肌の色はデリケートな問題なのでなんとも言えないところですな。
晩年は印象が悪くなってしまったのが残念なソーサです。
彼もステロイド時代を象徴する選手の1人ですが、MLBの人気復活に一役買ったホームランヒーローでもあります。
総合的な成績もマグワイアより上だし、いずれはステロイド時代を象徴する選手として殿堂入りするかもしれませんね。