主にフィリーズで活躍した300勝左腕スティーブ・カールトン。
史上最高の左腕の1人とされ、通算4136奪三振は史上4位。(引退時は2位)
43歳まで長く投げた投手ですね。
カールトンと言えばスライダーですが。
これは23歳の頃、日米野球で来日した際にマスターしたと言われています。
当時アメリカでも有名だった王貞治さんにホームランを打たれ、試しに練習していたスライダーを投げたら三振を奪うことが出来て自信がついたようです。
ちなみにMLBでは左腕投手は変人が多いと言われるのですが・・・。
カールトンもカンフーをトレーニングに取り入れるなど、変わったところがあったみたいですね。
マスコミとの関係も最悪だったようですが、まあ、これは仕方のない面もあるのでしょう。笑
スティーブ・カールトンのハイライト
65年にカージナルスでデビューしたカールトン。
67年に14勝をあげるなどブレイクして、チームの世界一にも貢献しています。
カールトンはワールドシリーズ5戦に投げて負け投手になっていますが・・・。
当時のカージナルスは大エースのボブ・ギブソンが全盛期。
ギブソンが3勝をあげワールドシリーズMVPになっています。
その後も活躍したカールトンですが、20勝をあげた71年のオフになぜかフィリーズへトレード。
カールトンと言えばフィリーズのイメージが強いですね。
80年のワールドシリーズ第6戦で好投すると、球団史上初の世界一に貢献しています。
ちなみにこの時のワールドシリーズMVPは球団史上最高の選手であるマイク・シュミットです。
カールトンも3度目(通算4度)のサイ・ヤング賞を受賞するなど充実のシーズンです。
78年のチャンピオンシップシリーズではホームランを打っているカールトン。
通算13本塁打、打率も2割を超えるなど投手としては打撃も良かったみたいですね。
こちらは牽制でアウトを奪っていますが。
まあ、これはセーフ臭いですね。笑
83年に通算300勝を達成。
通算は329勝を挙げています。
86年に通算4000奪三振を達成。
ちなみに同年2010年まで投げ続け史上最年長勝利投手記録を持っているジェイミー・モイヤーのデビュー戦の先発投手がカールトンだったそうです。
モイヤーもフィリーズで活躍していた縁もあり始球式に登場。
その場にはカールトンも姿を見せています。
こちらは日本では赤鬼と呼ばれ活躍し、MLBではフィリーズ黄金期を率いた名将チャーリー・マニエル。
カールトンの背番号32はもちろんフィリーズの永久欠番になっています。
球史に残る偉大な左腕ですね!