アメリカでは特大ホームランのことを「テープメジャーホームラン」という言い方をすることがあります。
テープメジャーというのは、巻き尺のことですね。
僕の地域では「メジャー」と言うけど、日本ならどこでもメジャーって言うのかな?
テープメジャーホームランというのは、テープメジャーで測りたくなるような特大ホームランという意味です。
テープメジャーホームランの由来
特大ホームランがテープメジャーホームランと言われるようになったきっかけがあります。
これは史上最高のスイッチヒッターと言われるヤンキースのミッキー・マントルの特大ホームランが由来です。
マントルがあまりに飛ばしたので、広報担当がテープメジャーで測ったところ172.2メートルもあったと言われます。
まあ、正確に計測したわけじゃないとはいえ、とんでもない飛距離だったのは確かでしょうね。
それ以来、テープメジャーで測りたくなるような特大ホームランを「テープメジャーホームラン」などと言われるようになったとされます。
他にも「テープメジャーショット」とか「テープメジャーブラスト」とか、いろいろな言われ方がありますね。
テープメジャーの他には「モンスター○○」とか「マンモス〇〇」とかもありますね。
OBのテープメジャーショット
それではMLB公式のYOUTUBEチャンネルにあった、往年の強打者のテープメジャーショットを紹介します。
レジー・ジャクソン。
レジーはこちらのオールスターでのホームランも伝説的。
バリー・ボンズ。
ケン・グリフィー・ジュニア。
アンドレス・ガララーガ。
マーク・マグワイア。
マイク・ピアッツァ。
マニー・ラミレス。
アレックス・ロドリゲス。
フレッド・マグリフ。
アダム・ダン。
プリンス・フィルダー。
ジェフ・バグウェル。
強打者というには弱いですが、巨人でプレーしたギャレット・ジョーンズも特大の一発。
現役選手のテープメジャーショット
それでは現役の強打者も。
ヨエニス・セスペデス。
マット・ホリデイ。(実質引退状態?)
ノーラン・アレナド。
ジャンカルロ・スタントン。
ミゲル・カブレラ。
アーロン・ジャッジ。
しかし、こうして見るとやはりステロイド時代の強打者は凄いですねー。
ミッキー・マントルのホームラン
50年代に活躍したミッキー・マントル。
歴史上の人物ぐらいの印象ですが、動画も残っています。
こちらは通算500号ホームラン。
ポストシーズン最後のホームラン。
ちなみに18本のホームランを打っています。
こちらが全盛期の56年ワールドシリーズで打ったホームランです。
マントルと言えば飛距離にこだわったとも言われる強打者ですが、さすがの特大ホームランですね!
まあ、マントルよりも凄いのは、この実況がビン・スカリーってことですね。笑
この人が16年までドジャースの実況アナを務めたんだから、そりゃあ生ける伝説と言われるわけです。
歴代の名選手のプレーを生で見て、それを伝え続けてきたんですからね。
日本だったら国民栄誉賞は当然のこととして、人間国宝ものですからねー。
MLBもいずれビン・スカリーの名前を付けた賞を作るかもしれませんね!