5ツール・プレーヤーとしてドジャース主力選手として期待されたマット・ケンプ。
故障もありキャリアの中盤からは停滞気味ですが・・・。
巨漢に似合わず高い身体能力を誇り、バイソンと言うニックネームが付いた男です。
マット・ケンプの打撃
06年にドジャースでデビューしたケンプ。
11年は30-30を達成。
39本塁打40盗塁で、40-40まであと1歩の大活躍でした。
サヨナラヒット。
サヨナラホームラン。
14年のDSで決勝ホームラン!
14年オフにパドレスへトレード。
凱旋試合では大きな歓声で迎えられヒットも打っています!
ちなみにその時の交換相手は正捕手のヤズマニ・グランダルやベイスターズのジョー・ウィーランドがいます。
ケンプは不良債権まっしぐらイメージがあっただけに、ドジャースは良いトレードをまとめています。
パドレスでは球団史上初となるサイクルヒットを達成しています!
16年シーズン途中にはエクトル・オリベラと不良債権同士のトレードでブレーブスへ移籍。
お別れの挨拶をして移籍先に向かう光景は日本にはない夏の風物詩です。
ブレーブスのレジェンド、ハンク・アーロンと。
ちなみに11年にはリーグ最高打者に送られるハンク・アーロン賞を受賞しています。
移籍後初ホームラン!
ブレーブスでのサヨナラホームラン!
バットを折るケンプです。
マット・ケンプの守備
元々は5ツールプレーヤーとして、高い身体能力を誇っていたケンプ。
ゴールドグラブ賞も2度受賞しています。
試合を締めくくる好プレー。
勢いよくダイビングキャッチ!
ホームラン性の打球をナイスキャッチです!
ダイビングキャッチ。
かつては肩も強かったケンプ。
素晴らしい送球ですね!
まあでも、ゴールドグラブを受賞したときから名手という印象はなかったですな。
でも体格が良いだけにインパクトがある守備でした。
マット・ケンプが乱闘
乱闘騒ぎも起こしたことがあるケンプ。
こちらは15年フリオ・テヘランの死球に対してバットを叩きつけるなどイライラの様子。
その後バッテリーと言い合いになり、あわや乱闘の騒ぎとなりました。
こちらは13年カルロス・クエンティンがザック・グレインキーにタックルして鎖骨骨折の重傷を負わせた乱闘。
ケンプも暴れて退場処分を受けています。
ケンプは試合後にクエンティンを駐車場で待ち伏せするほど怒っていたと言われます。
というのも、ケンプもこの試合でブラッシュボールを投げられていました。
なにか伏線もあったんでしょうね。
そして18年もレンジャーズ戦で乱闘騒ぎを起こしました!
捕手のロビンソン・チリノスにタックルし、その後乱闘騒ぎに。
まあこれはプレーで言えばタックルをしたケンプも、走路に入ったチリノスも悪くはないと思います。(ルール上はね)
ただその後にケンプがチリノスをド突くような格好をしたのが悪かったですね。
しかし、近年は手を出す乱闘が増えた印象ですが、前からこんなものだったかな?
18年のケンプは予想外に良いシーズンを送っているので、こんなところで怪我をしたり出場停止処分をくらっている場合ではないんですけどね。
気性が激しい男なのかもしれませんが、もう少し立場を考えてもらいたいですな・・・。
ドジャースもさっさとケンプをトレードに出したいところでしょうから、問題を起こしてもらっては困りますからね。笑
マット・ケンプと難病少年の交流
荒っぽい印象も受けるケンプですが、心温まる交流で男を上げたこともあります。
脳腫瘍で余命3ヶ月の診断を受けた少年に対し、家族や友達がお金を出して最前列のチケットを購入。
父が三塁コーチに事情を話して、大ファンだというケンプに会わせてもらったようです。
少年から頼まれサインをすると、帽子やユニフォームどころかスパイクまで脱いでプレゼントしています!
その後も少年を試合に招待してマイク・トラウトとも交流。
これは素敵な光景ですね。
少年も余命3ヶ月という風には見えないのですが、3ヵ月後には亡くなったようです。
メジャーリーガーは難病の子供との交流もたくさんしているでしょうけど・・・。
それにしても余命3ヶ月の少年と会うって、どう接していいかわからない感じがしますけどね。
靴まで脱いだのは本当に凄いな。
まだ33歳というのが信じられないぐらい、近年はプレーが老け込んだ印象もあるケンプです。
まあ大都市で若くしてスーパースターにのし上がったんだから誘惑も多いでしょうしね・・・。
精神的な未熟さを指摘されてきたケンプだけに、大都市での活躍が悪い方に作用してしまった面もあるのかもしれません。
もっと良い選手になれる逸材だっただけに、もどかしい思いもありますな。