90年代を代表する好打者のジョン・オルルド。
93年には打率.363のハイアベレージで首位打者、98年にも打率.354と好成績。
大学時代は二刀流での活躍で知られ、その功績から二刀流で活躍した大学野球の選手に贈られるジョン・オルルド賞もあります。
プロでは打者に専念も、肩に痛みがあったことから本人も了承したようです。
ジョン・オルルドのハイライト
89年にブルージェイズでデビューしたオルルド。
ドラフト制度以降では史上16人目となるマイナー経験なしでのMLBデビューです。
92年のチャンピオンシップシリーズでのホームラン。
世界一メンバーになっています。
大ブレイクした93年には2年連続の世界一に大きく貢献。
ワールドシリーズでもホームランを打っています。
こちらはメッツ時代の99年のCS。
ジョン・スモルツからホームラン。
翌日にはグレッグ・マダックスからホームランを打っています!
04年のCSではヤンキースの一員としてペドロ・マルティネスからホームランを打っています!
そして翌05年はレッドソックスでプレーし、キャリア初のマイナーを経験しています。
また、キャリアのハイライトに97年のサイクルヒットがあります。
さらに01年のマリナーズ時代もサイクルヒットを達成。
01年マリナーズの主力メンバーということは、日本でも比較的馴染みのある選手になるのかな?
オルルドは守備中もヘルメットをかぶることで知られているので、インパクトもありますしね。
ジョン・オルルドとヘルメット
オルルドのトレードマークと言えばヘルメットです。
守備中もヘルメットを着用することで知られています。
(というかグラウンド上では練習中からヘルメットを着用)
これはプロ入り前に、くも膜下出血で倒れたことが理由です。
くも膜下出血と聞けば急死をイメージしてしまう病気ですが、オルルドは比較的軽いもので手術もしなかったようですね。
その後、動脈瘤が見つかり除去手術をしているようです。
この事から守備中でもヘルメットを着用するようになったというオルルド。
数年後に医者から必要ないと言われても、慣れ親しんだヘルメットの着用を続けたようです。
こちらはファーストで珍しいトリプルプレーを完成させています。
ゴールドグラブ賞は3度と名手でも知られたオルルドです。
身長は196センチと長身で、これもファーストの守備に活きた面はあるのかもしれませんね。
まあ、打者としては高すぎる身長は不利になると言われますが、オルルドは通算2239安打と活躍。
通算打率.295、出塁率は.398、さらに四球は1275、三振は1016と三振より四球が多い素晴らしい好打者です。