史上最高のサードになれる逸材と言われたスコット・ローレン。
96年にフィリーズでデビューすると、97年に満票で新人王を受賞。
球団最大のスター選手で史上最高の三塁手、マイク・シュミットの再来と言われた選手です。
スコット・ローレンの打撃
フィリーズやカージナルスの主砲として活躍したローレン。
こちらがMLB初ホームランで野茂英雄投手から打っています。
新人王資格喪失まであと1打席というところで死球を受けて骨折。
翌97年に打率.283 21本塁打 92打点で新人王という、運が良いのだか悪いのだかわからない出来事も。
98年のサヨナラホームラン。
こちらは引退シーズンの12年のサヨナラヒット。
サードはハンリー・ラミレスです・・・。
こちらはダブルスティールでホームスティールを決めるローレン。
当時はマイク・シュミットの再来として期待も高かったようですが・・・。
ラリー・ボーワ監督との折り合いが悪く、02年にカージナルスへトレード移籍。
フィリーズからは10年1億4000ドルの契約を提示されていたのに、カージナルス移籍後に8年9000万ドルで契約を延長。
フィリーズはファンのマナーが最悪と言われていますが、よっぽど嫌だったんでしょうね。
気難しい性格でマスコミやチームメイトとの関係もよくなかったとされています。
セントルイスの水は合ったようで、移籍後はトラブルなく中心選手として活躍。
04年のチャンピオンシップシリーズ第7戦同点の場面でツーランホームラン!
大投手ロジャー・クレメンスから打っています。
ちなみに06年CSエンディ・チャベスの「ザ・キャッチ」はローレンのホームラン性の打球でした。
結局メッツは負けたけど、このワンプレーでチャベスは英雄となっています。
ローレンは06年のワールドシリーズでホームランを打っていますね。
世界一に貢献しています。
10年に通算300号ホームラン。
翌11年の通算2000本安打。
こちらがキャリア最後のホームランとなる通算316号。
通算は2077安打を打っているローレン。
当初の期待からすれば、やや伸び悩んでしまいましたね。
スコット・ローレンの守備
打撃は伸び悩んだローレンですが、守備の方はMLB史上最高とも言われています。
ゴールドグラブ賞も8度受賞していますね。
公式に全盛期の動画がないのが残念ですが・・・。
こちらがルーキーシーズンの好プレーですね!
肩も守備範囲も確実性もすべてが最強クラスだったと言われます。
同じくルーキーシーズンのダイビングキャッチ。
こちらは10年のベアハンドプレー。
すでに全盛期を過ぎていますが、まだまだトップレベルの守備で最後のゴールドグラブ賞を受賞しています。
18年に殿堂入り投票資格を得たローレン。
得票率は10.2%でしたが今後も殿堂入りの可能性は極めて低いです。
まあ、1年で投票資格を失う(5%以下)可能性も考えられたので、予想以上の投票があったとも言えますけど。
打撃で伸び悩んだ感があるとはいえ史上屈指のサードとして活躍したローレンです。